【売れるトヨタ】2月の新車販売ランキング ヤリス・シリーズの首位続く

公開 : 2021.03.05 11:45

国産車の販売ランキングです。2月もヤリス・シリーズが1位。ルーミー、アルファードに加え、スーパーハイト軽ワゴン4車種が、それぞれ1万台以上売れました。

日産ノート新型、半導体不足の陰

text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

2021年2月の新車販売の車名別ランキングが発表された(日本自動車販売協会連合会/全国軽自動車協会連合会調べ)。

登録車に関しては、自動車用の半導体不足を回避できたブランドが、新型車を中心に販売台数を伸ばす。

登録車のトップに8か月連続で立つヤリス・シリーズ。登録車と軽を合わせたランキングでも半年間1位を譲らない好調ぶり。写真はコンパクトSUVのヤリス・クロス。
登録車のトップに8か月連続で立つヤリス・シリーズ。登録車と軽を合わせたランキングでも半年間1位を譲らない好調ぶり。写真はコンパクトSUVのヤリス・クロス

首位に立ったのはSUVモデルのヤリス・クロスの販売がとくに好調なトヨタヤリスで、前年同月比488.9%増(2万559台)を記録。8か月連続でのトップに輝く。

続く第2位には昨年9月に商品改良を図るとともに兄弟車のタンクと統合して同55.6%増(1万1954台)を達成したトヨタ・ルーミーが、第3位には同92.8%増(1万107台)を成し遂げたトヨタ・アルファードが、前月と同順位で位置。

また、第4位には同11.4%減ながら8766台を売り上げたトヨタ・カローラが1ランクアップで、第5位には昨年6月に新型に切り替わったトヨタ・ハリアーが同267.4%増(8006台)を記録したものの1ランクダウンで、第6位には同20.8%減ながら7901台を達成したトヨタ・ライズが1ランクアップで入った。

第7位には、半導体不足の影響で減産を余儀なくされた日産ノートが同26.9%減(7246台)でランクイン。

以降はトヨタ・ヴォクシー、トヨタ・シエンタ日産セレナの順で続き、結果的にトップ10のうちの8車種をトヨタ車が占めることとなった。

トップ10以外の注目の新型車の成績を見ていこう。

レヴォーグ/CX-8/オデッセイが伸びる

昨年12月に新型に切り替わったスズキソリオは、前年同月比28.6%増(5082台)を達成して第13位。

タイ工場での生産および日本への輸入を強化する日産キックスは、5069台を販売して第14位。

マツダCX-8は2月に改良新型が発売され前年比67.7%増。写真は、エクスクルーシブ・モードで外装色はプラチナクオーツメタリック。
マツダCX-8は2月に改良新型が発売され前年比67.7%増。写真は、エクスクルーシブ・モードで外装色はプラチナクオーツメタリック。

昨年10月に第2世代に移行したスバル・レヴォーグは、同287.9%増(3677台)を成し遂げて第20位に位置。

また、本年2月よりLパッケージ/エクスクルーシブ・モード/100周年特別記念車の販売を開始したマツダCX-8は、同67.7%増(2561台)を記録して第26位。

昨年12月に一部改良を実施した三菱デリカD:5は、同62.0%増(1767台)を達成して第34位。

昨年11月にマイナーチェンジを行ったホンダ・オデッセイは、同125.2%増(1583台)を販売して第38位に入った。

2月の軽自動車市場の動向についても確認しておこう。

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