クルマ漬けの毎日から

2022.07.31

新型ランドローバー・レンジローバーの試乗会に参加しました。その会場は、レンジローバーの故郷、イーストナー城です。

【クロプリー編集長コラム】もっと運転したい! 新型ランドローバー・レンジローバー

もくじ

イーストナー城 全世代ここで誕生
今 買いたいクルマ

translation:Kaoru Kojima(小島 薫)

イーストナー城 全世代ここで誕生

あるクルマを運転したら、自分の人生が変わったと感じた。

見解がしばしば変わることのある私のようなクルマ好きにとっても、これは大きな出来事だ。だが、新型ランドローバー・レンジローバーについて、私はそのように感じている。

先日、新型レンジローバーに試乗し、150mileほど(約240km)走らせることができた。

これにはオフロードも含まれていて、ぬかるんだ道と緑豊かなイーストナー城の森の中(イングランド西部のヘレフォードシャー)も1時間ほど走行した。これまでどの世代のレンジローバーも、すべてこのイーストナー城で開発されている。

今 買いたいクルマ

L460型と呼ばれる新型レンジローバーは、実に多くの領域で非常に高いレベルに到達している。私はこの点をもっとも高く評価している。

ロードノイズは低く抑えられており、ステアリングフィールも最高に素晴らしい。

乗り心地は柔らかく、ダンパーがよく効いて快適だ。また、荒れた路面を走る時も静粛性が高い。安定性も優秀で、大きいカーブを高速走行した時のグリップ力も高い。

試乗を終えてこの新型レンジローバーを返却した時には、もっと運転したいという気持ちでいっぱいになった。長年クルマのテストをしているが、記憶している中で、今回ほどクルマを返したくないと思ったことはない。

後ろ髪を引かれる思いで、試乗した新型レンジローバーを返却。

モータージャーナリストという仕事をしていると、よくいろいろな人から「自分のためのクルマを買うとしたら、何を買いますか?」と尋ねられる。

普段、私にはその答えはない。

というのも、最近は優れたクルマがたくさん世に出ていて、とても1台に絞りきれないから。だが、今その質問を受けたら、「新型レンジローバー」と答えるだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    AUTOCAR UK Editor-in-chief。オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。

関連テーマ

 
 

おすすめ記事

 

ランドローバー レンジローバーの人気画像