新車&中古車対決! ―― ケータハム・セブン vs KTM X-Bow

  • X-Bowの大型固定式ウイングは、£5,000(72万円)のオプションパッケージに含まれる。

果たして勝者は?

ケータハムの方は、まさにケータハムらしい挙動に、超絶的なスピードを兼ね備える。

2.0ℓスーパーチャージャーのレスポンスは、KTMのそれより活きがよく、ハンドリング・バランスはよりアジャスト性に優れる。中回転域以上なら、5段マニュアルのどのギアを選んでも、走行ラインはスロットルで思いのままだ。

クイックなギア比のステアリングは重く、小径のステアリング・ホイールはエルゴノミクス面で妥協を強いる。ステアリング・コラムとペダルの位置調整が可能で、操作系のスペースに余裕のあるX-Bowを前にすると、古臭い印象だ。

しかしそれでも、ステアリングには光るものが感じられる。

どちらのクルマも、たとえ中古であっても高額だが、走ってみれば無駄に高いのではないと思えてくる。いずれもエンジンは大量生産品のチューニング版であるし、スーパー・スポーツのそれに比べれば、ランニング・コストはリーズナブルだ。

ただ、サーキット・ユースとなると話は別で、このKTMのオーナーは通常のサイクルに加え、走行3回ごとにオイル交換を行うという。

また、リセール・バリューはともに高い。X-Bowは初期モデルであっても、£35,000(505万円)以下で販売されるものは見つけられなかったし、ケータハムのリセールにいたっては、もはや神話となっている。

さて、結論に移ろう。今回は珍しく、新車の方に軍配を上げたい。

実をいうと、この勝負はドローを宣告するつもりだった。ほぼ、そのつもりだったのだ。それでも新車のセブンは、敏捷性やコントロール性の高さを見いだせた。

ただ、この判定は多分に個人的な嗜好が影響している。KTMの思想に共感を覚える、いや、もっと単純にX-Bowが好きだというのでも構わない、そうであれば、とりわけGT仕様を選べば、きっと後悔などとは無縁の日々を送れるに違いない。



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