[アバルト70年の歩み]特別コンテンツ

新型BMW M5試乗 4輪駆動システム採用 ハンドリングも向上 歴代最高の仕上がり

2018.04.06


明確な目標を掲げた、濃い血筋

今回は、2017年に見いだすことができなかった、M5が持つダイナミクス性能の幅の広さに驚かされた。このクルマは、弾けるような存在であるべきだと、Mディビジョンの幹部たちがドライビング性能を煮詰めていったのだろう。

決して荒々しいわけでもなく、乗り心地も悪くない。V8ターボも間違いない性格付けを得ている。しかし、新しいM5はそれ以上の明確な目標を掲げた、濃い血筋を持つクルマなのだ。

アダプティブダンパーをコンフォートモードに設定すれば、垂直方向のボディの動きはしっかりコントロールされるが、余程滑らかな路面でない限りは、若干だが、落ち着きがない部分がある。

スポーツモードなら、スプリングレートとダンパーの減衰力がより調和し、高速での巡航走行状態とも相性が良く、レスポンスも好印象。わたしの場合、テスト中はほとんどこのモードを選んでいた。

このドライビングモードの設定はサスペンションだけでなく、そのほかの多くのコンポーネンツにも統合的に変更が及ぶ。ステアリングやトランスミッション、エンジン・コントロールユニットのマッピング、エグゾースト、4輪駆動システム、スタビリティコントロールなど、クルマのあらゆる面に渡っている。

このBMWの複雑なマネージメントだが、AUTOCARがその仕上がりを確かめてみよう。

 
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