メルセデス・ベンツC200 2018年型に試乗 1.5ℓ×48VのMHVかディーゼルか

公開 : 2018.08.08 10:10

一層上質な長距離クルーザーに仕立てるべく、新技術を満載した1.5ℓマイルドハイブリッド・エンジンを搭載したCクラス。しかし、更新間近のアウディA4やBMW 3シリーズなど、ライバルの魅力を凌駕することはできるのでしょうか。

もくじ

どんなクルマ?
パフォーマンスは2.0ℓ並み
どんな感じ?
自然でなめらかなパワーユニット
質感は高いが、気になる部分も
「買い」か?
将来性は確かでも決定力に欠ける
スペック
メルセデス・ベンツC200 AMGライン 4マティックのスペック

どんなクルマ?

パフォーマンスは2.0ℓ並み

このC200 AMGラインは、近年マイナーチェンジを受けたメルセデス製サルーンの中でも、最も関心の高いモデルだと思う。トップセールスを獲得することはないにしろ。

EQブーストと呼ばれる、マイルドハイブリッド・エンジンを搭載した初めての4代目Cクラスが、このC200。1.5ℓの4気筒ターボに、電圧48Vのハイブリッドシステム(ベルトドライブ・スターター・ジェネレーター)が組み合されている。ちなみに従来モデルの排気量は2.0ℓだった。

燃費を稼ぐ目的で、これまでベルト駆動されてきたポンプ類やエアコン・コンプレッサー、ジェネレーターは電動のものに置き換えられた。よって、エコモードでのコースティング時には、これらの補機類とエンジンを切り離した制御が可能となっている。

また、電動化は補機類の駆動に伴うエネルギーロスを減らすだけでなく、パフォーマンスの面でもメリットを生んでいる。スターター・ジェネレーターがアシストモーターの役目も果たし、ターボのブースト圧が高まるまで、一時的に21psと25.3kg-mを上乗せすることができるという。

メルセデスによれば、燃費の悪化を防ぎつつ、2.0ℓエンジン並みのパフォーマンスを発揮するとしている。今年のはじめにドイツでC200を試乗しているが、英国の道で試すのは今回が初めて。しかも、AMGラインということで、エントリーモデルのSEと比較して15mm車高が下がるスポーツサスペンションを装備している。

英国の路面でどんな走りを披露してくれるのか、気になるところだ。

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