【一番のお値打ちモデル】ポルシェ718ボクスターGTSへ試乗 NAフラット6復活

2020.02.21

耳に届く本物のメカニカル・サウンド

シャシーを見ると、GT4との共通性は少ない。GT4は想像以上に専用パーツが投入されていたのだ。

GTSはボールジョイントではなく、一部のブッシュ類も強化品ではない。タイヤサイズもフロントが235でリアが265へと幅が狭くなっており、トレッドもそのぶん狭い。ブレーキディスクの直径は、GT4の380mmに対して350mmへとサイズダウンしている。

ポルシェ718ボクスターGTS 4.0(欧州仕様)
ポルシェ718ボクスターGTS 4.0(欧州仕様)

アクティブ・エンジンマウントやアダプティブダンパー、トルクベクタリング・リミテッドスリップデフなどは装備する。

それ以外の部分も、従来の718ボクスターGTSからわずかに変更を受けている。見た目の手直しも加えられているが、最もわかりやすいのはGTS4.0と記されたエンブレムが、ドア下端に追加されたことだろう。

インテリアにはアルカンターラが一部に用いられ、GTSのロゴがあちこちに点在する。標準装備のシートは、オプションの固定式バケットシートほどホールド性が高いわけではないが、日常走行を快適に過ごすには充分なサポート性を備えている。

シートに座り、キーを回せば、新しい718ボクスターの素晴らしい体験を予見できる。以前はスバル車のエンジン音のように聞こえていたサウンドだったが、今回は本物のメカニカル・サウンドが耳に届いてくる。

ポルシェ製のフラット6は、ドライバーのすぐ後ろへマウントされている。息を吹き返したことを喜ぶように、空中へと咆哮が広がる。走り出せば、それは圧倒的な喜びだ。

 
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