[ABARTH 70周年]嶋田智之が、いま見つめるABARTH 595

もしもあのクルマにご先祖様があったなら 11台をイラストで予想 

2018.08.25

1962年型シトロエン・シック(シトロエン・カクタスのご先祖様)

60年代の初め頃のクルマにはもっと冒険が必要だったが、シトロエンだけはそれが当てはまらない。古き良き2CVと前衛的なDSがすでに存在していたのに加え、1961年にはアミ6が登場する。これは2CVがベースの小型セダンだが、2CVよりはやや大きく、より洗練され、造りの粗さは影を潜めていた。

この新型車、ほかとの差別化や実用性の点では、もはや不足はなかった。あとは、エレガントなラインのエクステリアと、新時代のサイケデリックなパターンのファブリックを用いたインテリアとを兼ね備えていれば、センセーションを巻き起こし、パリの路上でひときわ目立つ存在になっていただろう。

それを仮定したのが、このシックだ。まさにアヴァンギャルドなこのモデルが実在したなら、アミに投入するにはコストが掛かりすぎるDSのテクノロジーも、簡素化して採用しただろう。もしくは、アミ6のメカニズムに異なるボディを載せた、シンプルだが高級で実用的なシック6だったかもしれない。それは田舎くささを感じるアミに対し、より大きく都会的な派生モデルとなったはずだ。

 
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