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2019.04.25

分析 FCA、なぜテスラに巨額を支払う 厳しさ増すEUのCO2排出規制

モデル3の販売が増えればさらに影響は大

ジェイトーの自動車業界アナリスト、フィリペ・ムニョスは、FCAがテスラにどれだけの金額を支払うかに注目しているという。

2018年の数字には、テスラがモデル3で欧州市場に与えた「大きな影響」が勘定されていない。「モデル3はの販売台数は今後さらに増えるでしょう。プールに占める影響はさらに大きくなるはずです」と彼は言う。

2021年までに、欧州におけるテスラの販売台数はさらに増加し、これによってFCAが節約できる金額はさらに大きくなるはずだ。

FCA自身もまた、電動化の計画を始めている。ジープとアルファ・ロメオにはプラグイン・ハイブリッド車が設定され、さらに来年は完全電気自動車となる次期型フィアット500が発表される予定だ。これらの電動化モデルを投入することで、CO2の平均排出量はさらに削減できるだろう。

多くの自動車メーカーが罰金を払うことに

厳しさを増すEUのCO2排出規制によって、罰金を支払う可能性があるメーカーはFCAだけではない。多くのメーカーが2021年の規制値をクリアする「準備ができていない」とムニョスは指摘する。ジェイトーによれば、PSAグループとフォルクスワーゲン・グループは特に多額の罰金を支払うリスクにさらされているという。一方で、トヨタとマツダは両社が販売する新車を1つのプールにまとめることで合意している。

ムニョスは次のように付け加えた。「EVが本当に内燃エンジン車の代替となる時を待っていたら遅すぎます。多くの自動車メーカーは、FCAとテスラのプールのような解決策を探さなければならなくなるでしょう」

ムニョスはこの提携によってFCAが「ライバルの自動車メーカーにとって、より強力な、大きな脅威になるでしょう」と指摘している。

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