「最も黒い物質」で塗られたBMW X6 フランクフルトで展示へ

2019.08.29

100字サマリー

光をほとんど反射しないベンタブラックという物質で塗られた新型BMW X6が、フランクフルト・モーターショーで公開されます。見る人は3次元の感覚を失い、2次元で描かれているように感じるそうです。

もくじ

世界で最も黒いBMW X6
光が当たると反射せず吸収

世界で最も黒いBMW X6

BMWは、第3世代となる新型X6のシルエットを際立たせるため、真っ黒に塗られたワンオフのX6をフランクフルト・モーターショーに展示すると発表。その画像を先行公開した。

この漆黒のX6は、単なる黒い塗装が施されているわけではない。人工の最も黒い物質として世界記録に認定された「ベンタブラック(Vantablack)」でコーティングされているのだ。

2次元のように見える?
2次元のように見える?

英国ニューヘブンにあるサリー・ナノシステムズが開発を進めるこのベンタブラックは、実質的に全ての入射光を吸収し、ほとんど光を反射しないため、3次元の物体にこれを塗ると2次元のように見える。そのため、本来であれば「自動車の塗装には適さないペイント」であるとBMWは言っている。

それではなぜ、新型X6にこのベンタブラックを塗布したのか? X6のデザイン責任者を務めたフセイン・アル・アターは次のように述べている。「社内で、われわれはX6をしばしば “ビースト(野獣)” と言い表すことがあります。それがすべてを物語っていると思います」

「ベンタブラック VBx2(ベンタブラックを大きな物体に施すため、スプレー状にして吹き付ける方法)によるフィニッシュは、X6のそんな野獣性を強調し、威嚇的に見せる効果があります。さらに言えば、X6はBMWのラインナップにおいて、常に最も挑戦的で、攻撃的なモデルでした。それをこれまで以上に強調したら、見る人の心を魅了するのではないかと考えたのです」

 
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