試乗記

2019.08.10

アウディQ8に国内試乗 初のSUVクーペ、身のこなしは軽く サイズは要注意

アウディQ8 55 TFSIクワトロ

文・吉田拓生 撮影・佐藤正勝 

編集部より

アウディQ8の国内試乗記です。流行りのSUVクーペ枠ですが、ライバルと異なるアウディらしい味わいがありました。サイズより軽く感じるのも魅力です。実際は大きいですが……。

もくじ

「これをクーペと呼んでいいの?」
Q8、格好よし デメリットなし
アウディQ8 走りにも宿る新しさ
20/22インチホイール、ベストは?
熟成感つよく ただしサイズに要注意
果たしてアウディQ8は買いなのか?
アウディQ8 55 TFSIクワトロ・デビューパッケージ・ラグジュアリーのスペック

「これをクーペと呼んでいいの?」

アウディが同社初のSUVクーペを自認するQ8を本邦デビューさせる。

クーペライク、クーペ風、4ドア・クーペ、そしてSUVクーペ等々、近年の自動車世界では頻繁にクーペという言葉を耳にする。

SUVクーペ後発組らしく、流麗なクーペラインを取り入れなかったアウディQ8。
SUVクーペ後発組らしく、流麗なクーペラインを取り入れなかったアウディQ8。

SUV世界における「クーペ」が指し示しているのはドアの枚数や低いスタイリングにあるのではなく、AピラーからCピラーまでのルーフラインが滑らかなひとつの曲率で描かれているか否か、であるようだ。

SUVクーペの先達であるBMWのX4やX6、メルセデスのGLCクーペやGLEクーペあたりはまさにそうだし、ポルシェ・カイエン・クーペのルーフラインも「ほぼ」そんな感じだからである。

以上の固定観念をもってドラゴンオレンジと呼ばれる特徴的なカラーリングのアウディQ8を観察してみると「これをクーペと呼んでいいの?」となる。

ルーフラインは水平に近いし、Cピラーは完全に独立したカーブを描き、普通のSUVとSUVクーペの中間くらいの角度に寝かされているからだ。

SUVモデルのQ7に対するSUVクーペのQ8という関係性はライバルたちと同様だが、ことスタイリングに関して後発のアウディは同じわだちを踏んでいない。

上記のライバルたちは、ボディの後半のみをクーペ風に仕立て直しているが、Q8は顔も専用だ。しかも8角形のシングルフレームグリルを与えられたフロントマスクの方がリアよりはるかにインパクトが大きい。アウディ初のSUVクーペは一味違うのである。

 
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