ベントレー・フライング スパーV8 第2回

公開 : 2015.05.13 13:50  更新 : 2017.05.22 13:52

5月1日
夜、甲府に向かう。明日からはかなりな渋滞が予想されるので、今夜のうちに移動を済ますのが正解だ。中央道は普段よりも交通量は多いが渋滞になる程ではない。談合坂サービスエリアで、1回目の給油。57.94ℓのハイオクを飲み込み、燃費は6.1km/ℓとなった。このステージは、都内の走行が大半だったので、この数値でも止むを得ないだろう。2時間弱で甲府に到着。このベントレーでは、全く気楽な移動そのものだ。

5月3日
連休の真っ只中。天気も良いので、いつもどおりの昇仙峡ラインに向かい、ワインディングの走り味をチェックする。交通量は休日なのでかなり多い。お気に入りの4kmほどのルートを3往復したが、タイトで回り込んだコーナーでも全くサイズ感を感じさせなかった。4輪駆動でフロント40、リア60%というトルク配分のせいかアンダーは殆どで出ず、リアを僅かにスライドさせたところでトラクション・コントロールが自然に効く、という気持ちのよい走りが味わえた。このクルマはオプションで21インチのホィールが装着され、タイヤ・サイズは275/35ZR21サイズのピレリPゼロであった。当然のことながら楽しみの代償としてシュルダーは少し減ってしまった。ブレーキのコントロールはリニアで扱いやすく、コーナー直前での荷重移動もスムーズに出来、フェードの兆候なども一切無かった。

このクルマで峠を攻める、などという人はめったに居ないだろうが、実際に攻めてみると、とても楽しく、しかも、猛烈に速い、ということがよく理解できたのである。

5月5日
今日は半年振りのゴルフの日だ。甲府にいるので、一人でエントリーできるカントリークラブ・グリーンバレーに予約をした。ゴルフ場までは、実家の常磐ホテルから25kmほどだ。ゴルフバックはリアに楽々積むことができる。無論、4人分でも何の問題もない。ゴルフ場への取り付け道路は、意外に面白いワインディングであることが多いが、このグリーンバレイもその通りで、ヘアピンを含むタイトなコーナーが続き、走りのテストとしても、撮影で使っても魅力的だと思った。プレイ終了後は、麓のGSで給油と洗車。このクルマの外装色は濃紺なので、マメに洗車は必須だ。今回の給油は37.8ℓ。この間192kmを走っているので、平均燃費は5.07km/ℓとなった。この数字には、ワインディングの走りが入っているので、やむを得ないと思う。

5月7日
今日でこのベントレーのレポートも最終日。甲府から戻ってきて、ベントレージャパンに夕方返却した。連休の終わった中央高速は空いていて、平穏そのもの。深いサスペンション・ストロークで、ゆったりと滑るように走る独特の感覚に慣れてしまうと、このクルマと別れるのがとても残念に思える。ベントレーというクルマは、長く乗れば乗るほど、離れられなくなる“味”をしっかりと持ったクルマなのだ、ということを理解した10日間だった。因みに、甲府からの最終セッションは160kmを走って、21.04ℓの燃料を消費し、7.48km/ℓだった。