カーン・ヴェンジャンス、続報

公開 : 2015.05.14 22:10  更新 : 2017.06.01 02:09

英国のカーン・デザインは新型スポーツカー、ヴェンジャンスの続報、より鮮明なデザイン画を公開した。

“報い” というモデル名を与えられた新型は、「ブリティッシュ・レトロ・クラシックの新境地」を表現しており、アルミをハンマーで成型したボディワークとワイドなスタイリングを特徴とする。製造はコベントリーで行われる予定だ。

このヴェンジャンスのベースはアストン マーティンDB9ということだが、カーンはそのパワートレインについては一切公表していない。しかし、DB9用の5.9ℓのV12がそのまま使用去れる可能性は高い。その場合、パワーは517ps、0-100km/h加速が6.4秒というDB9のパフォーマンスに近い性能となるだろう。

レトロ・スタイリングを適用したこの2ドア・クーペには、近年のモダン・クラシック・デザインに多く見られるロングノーズ・ショートデッキ・スタイルが採用されており、とりわけデイビッド・ブラウン・スピードバックGTと共通のコンセプトを感じさせる。ホイールは、フロントが16インチ、リアが18インチだ。

ファウンダーのアフザル・カーンは、「このヴェンジャンスを実現することが、子供の頃からの夢だった。」と語っている。

価格は未だ発表されていないが、DB9の£125,050(2,270万円)よりは遥かに高価になると思われる。ちなみに、デイビット・ブラウンが創りだしたジャガーXKRベースのスピードバックGTは、£564,000(1億260万円)だった。

3月のジュネーブ・ショーで発表されたランドローバーディフェンダーのカスタムモデル、フライング・ハンツマンと同様に、ヴェンジャンスは今後、カーン・デザインのビスポーク・ラインナップに加わることになる。

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