メルセデス・ベンツ新型『GLC』9月発表へ ハイテク満載、航続距離700km達成か

公開 : 2025.06.12 06:45

メルセデス・ベンツは、EQCの後継となる新型『GLC』を9月に正式発表する予定です。新しいデザイン言語を導入し、他のEVとは一線を画したモデルになるとのこと。中でもフロントグリルが大きな特徴とされています。

EQC後継 次世代デザイン採用

メルセデス・ベンツは、新型EV『GLC』のプロトタイプを公開した。9月のミュンヘン・モーターショーでの正式発表に向け、開発の最終段階に入っている。

新型GLCは、生産終了したEQCの後継車で、同社の電動化戦略の次のステップを象徴するモデルであり、これまでと大きく異なる新デザイン言語を導入する。

メルセデス・ベンツ新型『GLC』のプロトタイプ
メルセデス・ベンツ新型『GLC』のプロトタイプ    メルセデス・ベンツ

新しいデザインの中心となるのは、現在のEクラスの前身であるポントン(Ponton)などの歴史的なモデルから着想を得た、高く直立したグリルだ。メルセデス・ベンツのデザイン責任者であるゴードン・ワグナー氏は、多くのEVが似たような外観になりつつある中、「強いアイデンティティ」を与えることが目的だと述べている。

ワグナー氏はAUTOCARの取材で、「グリルは引き続き重要な識別要素となりますが、より高く、より目立つものになります」と語り、「画一的な」クルマから脱却させたいという意欲を示した。

4月の上海モーターショーで発表されたミニバンのコンセプトカー『ビジョンV』では、ライトアップ付きグリルフレームをはじめ、新しい時代を予感させるデザインが特徴だった。

新型GLCはまた、新開発のMB-EAプラットフォームを市販車として初めて採用することになる。このプラットフォームは800Vの電気アーキテクチャーに対応し、MMAベースのCLAセダン(最大充電速度320kW)を上回る最大充電速度を実現する見込みだ。

メルセデス・ベンツの関係者によると、新型GLCでは94.5kWhのバッテリーを搭載し、最大700km(WLTP基準)の航続距離を実現するという。

シングルモーターの後輪駆動またはデュアルモーターの四輪駆動パワートレインを用意し、後者は最大490psの出力を発生すると予想されている。関係者の話では、2027年に最高出力600psのアキシャルフラックスモーターを搭載したAMGモデルが導入されるようだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    グレッグ・ケーブル

    Greg Kable

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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