BMW 535iのエンブレムは高速道路で絶大な効力 1980年末『路上のビジネスクラス』たち(2) エンジンの仕草は例によってシルキー

公開 : 2026.10.24 17:50

滑らかに回転を高める直6エンジン

直6エンジンを始動すると、仕草は例によってシルキーながら、アイドリング時は明確にバルブトレインのノイズが響く。1速を選び発進させると、17インチ・ホイールとビルシュタイン・ダンパーで引き締められていても、乗り心地は想像以上にしなやかだ。

パワーステアリングは車速感応式で、正確に反応するが、高めの速度域の方が調和するように思える。滑らかに回転を高めるエンジンに釣られて加速すれば、後方から咆哮が放たれ、ステアリングはタイトさを増していく。

BMW 535i スポーツ(1987〜1992年/英国仕様)
BMW 535i スポーツ(1987〜1992年/英国仕様)    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

この535i スポーツは、今回の3台では唯一のMT車。シフトレバーは滑らかに動き、キビキビとギアを選べ、ヒール&トウも難しくない。ブレーキペダルの感触も、絶妙と表現できるほど。力強くも繊細にも、制動力を引き出せる。

カーブが連続する区間では、安定した身のこなしを披露。24バルブエンジンを積んだヴォグゾール(オペル)・セネター 3.0i 24vを、余裕を持って引き離せる。

この続きは、1980年末『路上のビジネスクラス』たち(3)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    アーロン・マッケイ

    Aaron McKay

    英国編集部ライター
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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