アルピーヌ『A310ビジョン』公開(前編) レトロフューチャーな特別モデルを予告? 50年前の名スポーツカーが復活 公式には1台限り
公開 : 2026.10.13 07:20
アルピーヌは新型のコンセプトカー『A310ビジョン』を公開しました。1970年代の人気スポーツカー『A310』を現代に蘇らせたもので、量産化の計画はないものの、アルピーヌの今後の道筋を示しています。
新型A110のプラットフォームを使用
アルピーヌは、フランスで開幕したパリ・モーターショーにおいて、新型のコンセプトカー『A310ビジョン(A310 Vision)』を公開した。1970年代のスポーツカーに着想を得た、将来的に限定生産される可能性のあるレトロフューチャーな2人乗りモデルだ。
A310ビジョンは、公式には1台限りのワンオフモデルとされている。しかし、次世代の電動スポーツカー『A110』のベースとなるアルピーヌ・パフォーマンス・プラットフォーム(APP)を採用しており、アルピーヌのデザイン責任者アントニー・ヴィラン氏は次なる限定生産スペシャルプロジェクトとして市販化される可能性を示唆している。

その名の通り、1971年の『A310』からインスピレーションを得ている。A310は当時のアルピーヌのラインナップとは対照をなす、角張ったボディワークが特徴だった。今年はその登場から55年、そして高性能のV6モデルの登場から50年という節目を迎える。
ヴィラン氏は、「A310の両バージョンからインスピレーションを得ました。オリジナルは非常に純粋で一目でそれと分かるデザインでしたが、V6モデルはよりインパクトがあり、ボディとトレッドが広くなっています。このクルマには両方の要素を融合させました」と語っている。
従来モデルと一線を画すスタイリング
オリジナルのA310の幾何学的なボディワークとシルエットは、新しいコンセプトカーにも反映されている。ヴィラン氏はオリジナル車について、「非常にエッジの効いたデザインでしたが、わたし達はそこに柔らかさを加えたかった」としている。しかし、オリジナルが4人乗りであるのに対し、A310ビジョンは2人乗りのスポーツカーであり、ボディサイズは全長4550mm、全高1180mm、全幅2030mm、ホイールベース2450mmとなる。
これらの寸法には、新型A110のために開発され、ルノー5ターボ3Eにも採用されたAPPの柔軟性の高さを強調する意図もある。APPは多用途性を重視して設計されており、バッテリーを2つのセクションに分割したり、異なるパワートレインレイアウトを採用したりできるため、多種多様な車両に対応可能だ。

アルピーヌはすでに、2+2スポーツカーを開発することを明らかにしており、以前はA310の復活も検討していた。しかし、ヴィラン氏は新型A310を2+2とする可能性を否定し、次のように述べた。
「APPは、車幅、ホイールベース、エンジンやバッテリーの配置などを柔軟に変更できます。これにより、スペシャルプロジェクトへの道が開かれるのです」
「まずはA110から始めますが、より過激で、よりパーソナライズされたモデルを開発する余地もあります。これは将来のスペシャルプロジェクトにつながる道筋を示しています」

















