アルピーヌとラコステが異色コラボ! 290匹のワニモチーフを組み込んだワンオフ『A290ラリー』製作 フランスの古城コンクールデレガンスで受賞

公開 : 2026.09.15 17:05

アルピーヌは、『シャンティイ・アート&エレガンス・リシャール・ミル』にて、ワンオフモデル『アルピーヌ・ラコステA290ラリー』が、コンクールデレガンスのコンセプトカー部門において2位を受賞したと発表しました。

『ワニに気を付けろ』と呼ばれるワンオフモデル

アルピーヌは、9月13日に開催された『シャンティイ・アート&エレガンス』にて、ワンオフモデル『アルピーヌ・ラコステA290ラリー』が、コンクールデレガンスのコンセプトカー部門において2位を受賞したと発表した。

イベントは、『フレンチ・アール・ド・ヴィーヴル』(美しい暮らしの芸術)をテーマに、シャトー・ド・シャンティイと呼ばれる古城のル・ノートル庭園で開催。クラシックモデルやコンセプトカーなどが競うコンクールデレガンスが、毎回話題を集めている。

シャンティイ・アート&エレガンスに登場した『アルピーヌ・ラコステA290ラリー』。
シャンティイ・アート&エレガンスに登場した『アルピーヌ・ラコステA290ラリー』。    アルピーヌ

今回受賞した車両は、サーキット走行を前提に開発された『アルピーヌA290ラリー』をベースに、フランスのアパレルブランド『ラコステ』とのコラボレーションで1台だけ製作されたモデルだ。

正式には『ビーウェア・オブ・ザ・クロコダイル・アルピーヌ・ラコステA290ラリー』と呼ばれ、前半を直訳するならば『ワニに気を付けろ』となる。

1933年に誕生したラコステは初めてロゴを服の外側につけたとされ、当時からワニのマークが目印となっている。そしてこのワンオフモデルはワニの赤い口に着想を受け、実に内外装合わせて290匹のワニモチーフが組み込まれているのだ。

ボンネットの『弁当箱』を3匹のワニが泳ぐ

これらをデザインチームは、ドアパネル、シート、ラゲッジ、外装、キャビン後方などに半日かけて配置したという。ボンネット上の『弁当箱』と呼ばれる窪みでは3匹のワニが泳ぎ、ヘッドライトはワニの眼差を思わせ、シャークフィンアンテナは背の突起へと姿を変えている。

アルピーヌ・カーズのデザイン担当副社長であるアントニー・ヴィラン氏は、こうコメントしている。

内外装合わせて290匹のワニモチーフが組み込まれている。
内外装合わせて290匹のワニモチーフが組み込まれている。    アルピーヌ

「エレガンスの象徴であるシャンティイで、このモデルを披露することはごく自然な流れでした。スタイルとパフォーマンスの交差点で生まれた1台だからこそです。 これはふたつのフランスのアイコン、アルピーヌのモータースポーツスピリットとラコステのスポーティエレガンスが、ステッチひとつ、ワニひとつまで共に作り上げた結晶です」

アルピーヌが重んじる『軽量』を徹底

しかしそういった遊び心の一方で、アルピーヌが重んじる『軽量』を徹底していることは見逃せない。例えばインテリアでは、不要な重量を排するために表面を塗装仕上げとするミニマルなアプローチを採用。前後バンパーも、カーボンファイバーの地肌を活かしたものとなる。

これをアルピーヌは『ラコステの象徴であるワニと、アルピーヌのスポーツDNAが織り成すこのモデルは、その精神を体現する』と説明。近年のアルピーヌはA110をベースにアートとのコラボレーションモデルを製作してきたが、大胆な今回の試みにも驚された。

インタビューを受けるアルピーヌ・カーズのデザイン担当副社長、アントニー・ヴィラン氏。
インタビューを受けるアルピーヌ・カーズのデザイン担当副社長、アントニー・ヴィラン氏。    アルピーヌ

なお会場には、アルピーヌのヘリテージモデル、そしてカスタマーやクラブコミュニティの車両も集結し、『アルピーヌの過去、現在、未来が一堂に会する、特別な1日』となったそうだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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