ヒュンダイi20クーペ1.0-T GDi 120

公開 : 2016.02.16 23:30  更新 : 2021.03.05 21:39

■どんな感じ?

他2台が100psであったのに対し、テスト車は120ps。最高出力を得るためにはエンジンを回してやる必要があるが、5000rpm以下でもターボによる助力のおかげでエネルギッシュだ。

落胆させられるのは乗り心地の悪さだ。フォードフィエスタのようなバランスや、足元の柔軟性とは無縁。バネの代わりに木でも挟んでいるのではないかと思える硬い乗り味に狼狽する。

ステア・フィールにも特別喜べる点はない。ミドル・コーナーではフロントを起点によく粘るのだが、常に自分が運転している気分になれぬ、よそよそしさがある。

一方のドライビング・ポジション、インフォテインメント・タッチスクリーンの扱いやすさは同クラスの主だったライバルよりも好印象。

標準にてバック・カメラ、自動ライト/ワイパー、ヒーターつきドア・ミラー、オート・エアコンまで用意され、スポーツ・トリムでさえ、ライバルよりも安い。後席は、2名の標準的な大人にとっては十分。3名だと、真ん中の人からうなり声が聞こえそうだ。

トランクのサイズは、多くのライバルよりも大きく、荷室フロアの高さを調整できる。60/40の分割方式でシートをホールドできるのもいい。

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