熟成極まったベントレー・コンチネンタル、2台のオープン・モデルを味わう

公開 : 2017.04.06 16:00  更新 : 2017.05.29 19:02

2018年にはニュー・モデルの登場も噂されるベントレー・コンチネンタル。現行コンチネンタルの最終モデルともいえる2017年モデルのうち、2台のコンバーチブルに、スーパーカー&ラグジュアリー・モデル大好き&大得意な山崎元裕さんが試乗しました。どのような評価を下すのでしょうか。

■どんなクルマ?

今、まさに熟成の極みにあるといえるコンチネンタル

現行モデルのベントレー・コンチネンタルは、まずクーペボディーの「GT」が2010年秋に、そしてオープン仕様の「GTコンバーチブル」が、翌2011年秋に発表された。もちろん現在までの間に、ベントレーはコンチネンタル・シリーズの商品力をさらに高めるために、さまざまな追加車種や改良策を展開してきた。その中でも最も大きなトピックスといえば、やはり4ℓのV型8気筒ツインターボ・エンジン搭載モデルの新設定だろう。それはより高水準での運動性能と環境性能の両立を実現すると同時に、ベントレーに新しいカスタマーを導くための、強い追い風を生み出した。

この現行コンチネンタル・シリーズに、そろそろフルモデルチェンジのスケジュールが迫っていることは、先日新たなフラッグシップモデルとして、6ℓのW型12気筒ツインターボ・エンジンを、710psにまで強化した「スーパースポーツ」が誕生したことからも明らかだ。先代コンチネンタルがそうであったように、ベントレーはおそらくはこのスーパースポーツを究極形として、次世代への歩を進めることは間違いのないところ。つまり現行コンチネンタル・シリーズは今、まさに熟成の極みにあると表現することもできるのだ。

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