アルファ・スパイダーの系譜を探る(2) シリーズ1/2 試乗記

公開 : 2017.10.02 11:40

スパイダー2000 走りの特長

中間加速は5速でさえも同じように力強い。ギアレシオはどんな状況にも対応できる設定だ。ずんぐりとしたコンソールから生えたシフトレバーはスムーズに操作できる。このギアシフトを面倒がる人はいないだろうが、2ℓのフレキシブルなトルク特性はゆったりとしたドライビングも可能にする。

緩やかで長いコーナーはスパイダー2000の得意とするところで、満足すべき安定したハンドリングを見せる。心地よいステアリングを通じて、あるいはリアアクスルを支えるT字アームの揺動から、ときとしてホイールがバタつくのを感じるが、不安になることはない。

タイトコーナーではリミテッドスリップ・デフがアンダーステアを消し、姿勢を保ってくれるのを感じることができる。

70年代半ばにアメリカの新しい法規がオープンカーを閉め出すかに思えたとき、アルファ・ロメオはそれを理由にスパイダーを打ち切ることもできただろう。しかもそれは72年にトランスアクスルレイアウトのアルフェッタが登場し、アルファのラインナップが劇的に変わろうとしていた時期だ。

にもかかわらず、依然として好調な販売を背景にスパイダーは生き延びた。英国での公式な販売は1978年で終わったが、1983年にフェイスリフトしたシリーズ3(通称アエロダイナミカ)が登場した。

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