フェラーリ70周年記念日本イベント「Driven By Emotion」

2017.10.12

特別モデル/70周年記念限定車展示

歴代モデルの展示エリアを右手に進むと日本にある限定車を一堂に紹介するコーナーが目に飛び込む。ここに展示されたモデルを順に説明すると2008年に日本のオーナーの特注で公式にワンオフ製作されたSP1、フォーリ・セリエとしてセルジオ・ピニンファリーナの名が付けられて2014年に6台のみが作られたセルジオ、そしてフェラーリが日本で50周年を迎えたことを記念して10台限定で用意されたJ50となる。どれも普通ではまず目にできないモデルだけに、ギャラリーの注目を集め、終日人の波が途切れることはなかった。

そして、さらに進むとテーラーメイド・プログラムで70周年を記念した限定車が来場者を出迎えた。

フェラーリの歴史を飾るドライバーやレーシングマシン、過去の限定車などのモチーフを現代的にアレンジ。フェラーリの過去と未来を融合して特別な世界を生み出す限定車なのである。カタログモデルの5車種それぞれに限定70台で用意され、合計350台のみの販売とされたが、発表と同時に世界中からオーダーが殺到し、たちまち完売となったのはフェラーリらしい出来事といえよう。

今回国技館に持ち込まれたテーラーメイド・プログラムで70周年を記念した限定車は5台。それぞれのデザインのテーマを記す。70周年記念デザイン♯33 THE SURTEES/1964年のワールドチャンピオンであるジョン・サーティースと彼が乗ったN.A.R.T.カラーの158 F1からの着想(カリフォルニアT)、70周年記念デザイン番号♯54 Celebrating an Anniversary/イタリア・スーパーカー選手権を制したモンテシェルカラーF40からの着想( F12ベルリネッタ)、70周年記念デザイン♯70 A is for Aperta/458スペチアーレAからの着想(カリフォルニアT)、70周年記念デザイン♯52 THE GTO/288GTO からの着想(F12ベルリネッタ)、70周年記念デザイン♯65 PLEIN AIR PLEASURE/SAアペルタからの着想(488スパイダー)となる。

このほか駅に面した広場に現行モデルが7台展示され、国技館の周りにはいつもの力士の旗に代わりフェラーリ70周年を記念して歴代のモデルをあしらったフラッグがたなびき、来場したファンとともに70周年を祝った。

  • 2008年に日本のオーナーの特注で公式にワンオフ製作されたSP1。

  • セルジオ・ピニンファリーナを称え2014年に6台のみ作られたセルジオ。

  • フェラーリの日本導入50周年を記念した10台限定のJ50も展示された。

  • 70周年記念デザイン#33 THE SURTEES/ジョン・サーティースとN.A.R.T.カラーの158 F1からの着想(カリフォルニアT)。

  • 70周年記念デザイン#54 Celebrating an Anniversary/1993年イタリア・スーパーカー選手権を制したF40からの着想(F12ベルリネッタ)。

  • 70周年記念デザイン#70 A is for Aperta/2014年のパリ・サロンで発表された458スペチアーレAからの着想(カリフォルニアT)。

  • 70周年記念デザイン#52 THE GTO/288GTO からの着想(F12ベルリネッタ)。

  • 70周年記念デザイン#65 PLEIN AIR PLEASURE/80台のみ作られたSAアペルタからの着想(488スパイダー)。

  • 70周年記念デザインの限定車には、ラフェラーリ・アペルタと同様の70周年レターマークが付けられている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

イベントの人気画像