ポルシェ「英国75周年」の記念イベント【クロプリー英国版編集長コラム/クルマ漬けの毎日から】
公開 : 2026.07.15 17:05
ポルシェはイギリスでの75年の歩みを祝い、6月20~21日にシルバーストンで記念イベントを開催。2日間で約1万人のポルシェ愛好家が会場を訪れました。本国AUTOCARの編集長スティーブ・クロプリーによるコラムです。
予想を遥かに超えた熱気!
ポルシェは「イギリスで75年」をテーマに記念イベントを開催した。
会場はシルバーストンのポルシェ・エクスペリエンスセンターだと思っていたが、クルマの展示はその周辺だけでなく、シルバーストン・サーキットの広大な敷地全体が、予想を大きく上回る台数のポルシェで埋め尽くされていた。

イギリスにはそれだけ多くのポルシェが存在しているのだ。
こういうイベントに来ると、いつも私は安心した気持ちになる。というのも、クルマというものが、いかに多くの人々にとって大切で特別であるかがよくわかるからだ(クルマといえば環境問題ばかりを議論している政治家には、とくに見てほしい光景だ)。
参加したポルシェは年代別に、さらにボディカラー別に並べられ、純粋にポルシェを愛する私たちにとって、非常に見応えがあった。
それにビジネス的視点からも、じつに驚くべきものだった。現在、クラシックのポルシェの価格は急騰している。

まわりの参加者たちは一見すると私や妻と同じような「ポルシェが好きな普通の人たち」に見えていたが(実際にはそうではなく)、さまざまな911 GT3が50万ポンド(約1億円)を超える価格で売買されていることを、ごく当たり前のように話していた。
私はホエールテール(クジラの尾)と呼ばれる大型スポイラー付きの4年落ちの911 カレラ 3.2を、1992年に1万8000ポンドで購入し、3年後に2万3000ポンドで売却したことがある。
だが今ではこのモデルでも、状態が良くて走行距離が少ない個体ならば、7万5000ポンド(約1500万円)を大きく超えるほどまで値上がりしているようだ。
きっと大儲けした人もいるだろう。
それはさておき、イギリスでポルシェが愛されていることをあらためて実感することができ、素晴らしい記念イベントだった。














