新型BMW 3シリーズ(G20) 快適性向上でCクラスを狙い撃ち 写真40枚

公開 : 2018.05.25 07:10

エンジンの見直しは?

BMWの内部筋によれば、3気筒や4気筒を搭載する316i、318i、320i、330iなどには標準で後輪駆動が用意される。その中の一部グレードは、xDriveと呼ばれる4WD仕様も選択可能だ。そのうえに位置する340iやM340i Mパフォーマンスは後輪駆動となるだろう。

BMWはガソリンエンジンを順次アップグレードしている。先日発表された2シリーズ・アクティブツアラーのフェイスリフトモデルでも小変更が加えられていた。インジェクションシステム、NOxを低減する微粒子フィルター、そしてベルトドライブシステムの見直しや冷却装置の効率化などによりパワーとトルクがやや向上する。

CLARプラットフォームの採用による重量減と組み合わさり、ガソリンモデルの燃費や排出ガスの値がモデル全体で5%程度改善している。

現時点では確証は取れていないが、BMWがウォーターインジェクションを採用する可能性もある。これはM4 GTSに使われていたものだが、以前われわれも3気筒の118iに同様の装置を取りつけたプロトタイプをテストしている。効率とパフォーマンスを両立することは証明済みだが、水のタンクをエンジン付近に設置する必要があり、パッケージングが複雑化してしまう。

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