130,000ポンド(1,970万円)のジャガーXKR-S GTは、まずアメリカとカナダ市場でハード・コアなユーザー向けに30台が発売されるとジャガーはコメントした。しかし、ニューヨーク・モーターショーの会場で、ジャガーのボス、エイドリアン・ホイールマークは、更に20台が追加生産が可能だと述べた。

「プロダクション・モデルが50台になる可能性もある」とホールマークは語った。

542bhpのスーパーチャージャー付き5.0ℓV8エンジンが搭載されるジャガーXKR-S GTはニュルブルクリンクで7分40秒というタイムをマークしているという。

「このプロジェクトの本当の魅力は、如何にクルマを速く走らせるかということに関係している要素を、ロードゴーイング・モデルにフィードバックした、ということだ。もちろん、エンジンのパワー・アップもあるが、ドライバビリティの向上、エアロダイナミックスの強化、軽量化、ブレーキ・パフォーマンスの向上など、われわれはそういったものに集中して開発をしてきた。これらは、GTをオンロード・ユースでも愉しめるクルマに仕上げることにもなった。ドライビング・プレジャーを高めたGTの製作は、このプロジェクトの理解をより深めることにもなるだろう。」