日本一のレースクイーン、その軌跡(2) 林紗久羅インタビュー

公開 : 2019.04.30 11:50

「挫折」

応援してくれたひとへの想い、そして彼女自身のそれまでの人生ではなかった、落ちるという経験が、「挫折」という感情を生み出す。

「大賞をとってからの特別賞って、やっぱりひとによっては降格だと思われるんです。自分の中でも、あまりそういう経験をしたことがなかったんです、上がってから落ちるっていう。初めての感覚というか、それを学んでこれが挫折なんだと思って。両親にも『紗久羅はそういう経験しかことがなかったから、ある意味、意味のある経験だったね』って。そこである意味自分のスイッチが入ったというか、こんなに悔しい気持ちになるんだとか、自分のプライドもあったんですけど、皆がこんなに応援してくれてたんだって知ったし。2018年度は全部を見返したいって。檀上で特別賞を受賞した瞬間に、泣きながら来年は絶対にグランプリを獲るって誓って。そこからスタートしました。去年は」

挫折の中から決意した誓い。林紗久羅の決意の2018年度のシーズンが、オートサロンの日本レースクイーン大賞の檀上からスタートすることとなった。そしてこのシーズンは彼女自身がレースクイーンとしての自覚と目標を見つけたD’stationフレッシュエンジェルズへの復帰、よりレースクイーンとしてのサポート体制が整った現在の事務所(イー・スマイル)への移籍と、あらゆる意味でのレースクイーンとしての再スタートのシーズンとなっていく。

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