キア・シード 1.6 GDI DCT

公開 : 2012.04.20 13:34  更新 : 2021.03.05 21:39

■どんなクルマ?

キアの新しいシードに、デュアル・クラッチ・トランスミッションを組み込んだモデルがシードDCTだ。ヨーロッパで最も急激に伸びてきたブランドの最も洗練されたシードではあるが、更にその上をいくためには新しいオートマティック・ギアボックスの投入が必須だったからだ。

■どんな感じ?

そのコンセプトは良かったのだが、現実との間には隔たりがあったようだ。最初の失望は、DCTを望む場合、ガソリン・モデルの1.6リッターのシードしか選べないということである。シードの売上の多くは1.4リッターのディーゼルであるが、そのモデルではDCTが選べないのだ。1.4ディーゼルの場合は、従来通りの6速オートマティックが組み合わせられることになる。

第2に、フォルクスワーゲン・ゴルフのDSGギアボックスを選んだ場合、パフォーマンスに影響することなく燃費の向上が得られるのに対し、シードの場合は0-100km/h加速に0.5秒遅くなり、燃費も0.9km/h、CO2排出量も5g/100km悪くなるのだ。

とはいうものの、ギアボックス自体の動きは悪いものではない。マニュアル・モードにおいては、シフトはクイックでスムーズだ。オートマチック・モードであっても、もたつくこともなく、高い標準を満たしているといえる。ただし、それほど猛烈でなくも速いスピードを望んでるドライブの場合などは、あまりに長時間高い回転をキープしすぎる傾向があった。

■「買い」か?

問題は1.6リッターのディーゼル・シードよりも高いことだ。そのデュアル・クラッチの価格には4ケタのポンドが付けられているが、そこまでの対価を払う価値は完全に、あるいは多くの部分で否定されてしまうのだ。要するに、デュアル・クラッチのシードは、リアリティという面で、より強いアピールが必要だろう。

(アンドリュー・フランケル)

キア・シード1.6 DGI 4 DCT

価格 20,500ポンド(268万円)
最高速度 194km/h
0-100km/h加速 10.4秒
燃費 16.4km/l
Co2排出量 140g/km
乾燥重量 1193kg
エンジン 直列4気筒1491cc
最高出力 133bhp/6300rpm
最大トルク 16.0kg-m/4850rpm
ギアボックス 6速デュアル・クラッチ

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