キア・シード 1.6 GDI DCT
公開 : 2012.04.20 13:34
■どんなクルマ?
キアの新しいシードに、デュアル・クラッチ・トランスミッションを組み込んだモデルがシードDCTだ。ヨーロッパで最も急激に伸びてきたブランドの最も洗練されたシードではあるが、更にその上をいくためには新しいオートマティック・ギアボックスの投入が必須だったからだ。
■どんな感じ?
そのコンセプトは良かったのだが、現実との間には隔たりがあったようだ。最初の失望は、DCTを望む場合、ガソリン・モデルの1.6リッターのシードしか選べないということである。シードの売上の多くは1.4リッターのディーゼルであるが、そのモデルではDCTが選べないのだ。1.4ディーゼルの場合は、従来通りの6速オートマティックが組み合わせられることになる。
第2に、フォルクスワーゲン・ゴルフのDSGギアボックスを選んだ場合、パフォーマンスに影響することなく燃費の向上が得られるのに対し、シードの場合は0-100km/h加速に0.5秒遅くなり、燃費も0.9km/h、CO2排出量も5g/100km悪くなるのだ。
とはいうものの、ギアボックス自体の動きは悪いものではない。マニュアル・モードにおいては、シフトはクイックでスムーズだ。オートマチック・モードであっても、もたつくこともなく、高い標準を満たしているといえる。ただし、それほど猛烈でなくも速いスピードを望んでるドライブの場合などは、あまりに長時間高い回転をキープしすぎる傾向があった。
■「買い」か?
問題は1.6リッターのディーゼル・シードよりも高いことだ。そのデュアル・クラッチの価格には4ケタのポンドが付けられているが、そこまでの対価を払う価値は完全に、あるいは多くの部分で否定されてしまうのだ。要するに、デュアル・クラッチのシードは、リアリティという面で、より強いアピールが必要だろう。
(アンドリュー・フランケル)
キア・シード1.6 DGI 4 DCT
| 価格 | 20,500ポンド(268万円) |
| 最高速度 | 194km/h |
| 0-100km/h加速 | 10.4秒 |
| 燃費 | 16.4km/l |
| Co2排出量 | 140g/km |
| 乾燥重量 | 1193kg |
| エンジン | 直列4気筒1491cc |
| 最高出力 | 133bhp/6300rpm |
| 最大トルク | 16.0kg-m/4850rpm |
| ギアボックス | 6速デュアル・クラッチ |

