【Nボックスをホンダが緊急調査】ユーザー・非ユーザー1000人アンケート 興味深い「価格」に関する結果とは?

公開 : 2021.01.13 20:05

Nボックスが登録車を含む新車販売で4年連続ナンバー1となったことを受けて、ホンダがNボックスに対する緊急調査を実施しました。さて、その結果は?

もくじ

ホンダ独自調査
逆に露呈した「価格」
課題の価格は社内改革で変わるのか?
「Nボックス愛」の強さ?

ホンダ独自調査

text:Kenji Momota(桃田健史)
editor:Taro Ueno(上野太朗)

バーチャルオートサロン2021開幕の3日前、ホンダから報道陣向けにリリースが届いた。軽自動車ユーザー1000人への緊急アンケート調査の報告である。
 
リリースの冒頭には、次のような記載がある。

「Nボックス・シリーズは、登録車を含む新車販売台数において4年連続で第1位を獲得、軽自動車では、6年連続で新車販売台数第1位を獲得している、日本で一番選ばれている軽自動車」

ホンダNボックス
ホンダNボックス    ホンダ

「なぜそんなに人気が高いのか? その秘密を探るべく、ホンダでは軽自動車ユーザー1000人(Nボックス・ユーザー500人とNボックス以外の軽自動車ユーザー500人)を対象に調査をおこなった。その結果……」

たしかに、Nボックス、および現在では生産中止となったNボックス・プラスとNボックス・スラッシュを含めるNボックス・シリーズとして、軽自動車では2015年~2020年に6年連続販売台数第1位。

さらに、乗用車を含めた日本国内乗用車すべての中でも、トヨタ・プリウスや近年のSUVシフトでの各種人気車をおさえて2017年~2020年の4年連続販売台数第1位を獲得した(全国軽自動車協力連合会/日本自動車販売協会連合会しらべ)。

そうした「大人気継続の秘密」について、自動車メディアや経済メディアではこれまで独自の取材によるさまざまな見解を示してきたが、果たしてホンダ自身で行った緊急調査での結果はどうだったのか?

各分野での調査報告を、Nボックス・ユーザーのひとりである筆者の見解を含めてご紹介したい。

逆に露呈した「価格」

最初は「クルマの購入時に重視した点」である。

項目としては「運転のしやすさ」、「車内空間の快適性」、「価格」、「室内の広さ」、「燃費」、「視界の良さ」、「安全装備の充実」、「荷室の広さ/使い勝手」、「乗り心地」、「外観スタイル/デザイン」、「ボディカラー」、「乗り降りのしやすさ」、「走行性能」、そして「内装/インテリア」の計14分類である。

ホンダNボックス
ホンダNボックス    ホンダ

また、ユーザー側の回答選択肢として「非常に重視した」、「重視した」、「どちらかといえば重視した」を合算した比率を、重視した点として回答全体の中で割合を示した。

14項目のうちNボックスでは「運転のしやすさ」など90%台が4項目、80%台9項目、最も低い「内装/インテリア」でも74.0%あった。

一方で、Nボックス以外の軽ユーザーの場合、90%台に該当項目ゼロで、80%台は「運転のしやすさ」と「燃費」の2項目のみ。10項目が70%台で、「内装/インテリア」は64.0%にとどまっており、Nボックス・ユーザーが軽自動車に対して厳しい目を持っていることがわかる。

そのうえで、興味深いのは14項目のうち唯一、Nボックス以外の軽ユーザーの比率が高かったのが「価格」だ。

言い方を変えれば「良いモノであれば、あまり価格にこだわらず買う」という姿勢が、Nボックス・ユーザーは若干強く、結果的にNボックスの上位グレードの販売が伸びる結果となっていると推測されるが……