【英国での成功が見える】アウディQ4 eトロン50 スポーツバックへ試乗 298psのクワトロ

公開 : 2021.07.19 08:25

純EVファミリー・クロスオーバーのアウディQ4 eトロン。スポーティな見た目のスポーツバックを、英国編集部が評価しました。

ルーフが弧を描くファストバック風

text:Steve Cropley(スティーブ・クロップリー)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
アウディQ4 eトロンが初めて姿を見せたのは、コンセプトカーとして2019年のこと。評判の良いフォルクスワーゲンID.4との結びつきが濃いことは、AUTOCARの読者ならご存知だろう。

より多くの自動車ユーザーを対象に、アウディが送り出す最初の純EVとなる。eトロンGTよりターゲットへ入る人数は多いが故に、より速いグレードを提供しないとしたら、インゴルシュタットのブランドらしくはない。

アウディQ4 eトロン50 スポーツバック・クワトロ・エディション1(英国仕様)
アウディQ4 eトロン50 スポーツバック・クワトロ・エディション1(英国仕様)

プレミアムなエクストラは、アウディとしての成長を支えてきた部分。多くの自動車メーカーにとっても、収益に大きな貢献を果たしている。そんな役割を担っているのが、今回試乗したQ4 eトロン50 スポーツバック・クワトロ・エディション1となる。

早速、Q4 eトロン・スポーツバックに乗ってみよう。フォルムはルーフが弧を描くファストバック風。クワトロとして四輪駆動で、バッテリーは容量の大きい方が積まれている。

駆動用の電気モーターは前後に1基づつ、2基合わせて298psの最高出力を発揮する。0-100km/h加速は6.2秒と、なかなかの俊足の持ち主といえる。

このQ4 eトロン50 スポーツバックは、英国では4種類のトリムグレードが選べる。試乗車は、しばらくは多くの購入者が選ぶであろう、上級側にあるエディション1だった。

英国価格は、5万7565ポンド(886万円)に設定される。最上級グレード、フォアシュプルングの6万5000ポンド(1001万円)よりわずかに安い。

1クラス上の広々とした車内

アウディは、Q4 eトロンの鼻先が潰れたプロポーションに自信を持っている様子。駆動用モーターの小型化に伴い、フロントのオーバーハングを短くすることで、ホイールベースが長く取れている。フロア下には、大きなバッテリーを積む空間も得ている。

ボディサイズはフォード・フォーカスとほぼ同じながら、1614mmの全高も手伝って、車内は広々。スポーツバックでも、特にリアシート側にゆとりを感じる。

アウディQ4 eトロン50 スポーツバック・クワトロ・エディション1(英国仕様)
アウディQ4 eトロン50 スポーツバック・クワトロ・エディション1(英国仕様)

車重は約2100kgで、ライバルモデルより100kgほど軽い。アウディによれば、1クラス上の、内燃エンジンを積んだクロスオーバーと同等の車内空間を備えているという。

走り出してみると、Q4 eトロン50 スポーツバックはすぐに速い。四輪駆動というトラクションを活かし、路面がドライでもウェットでも、効果的に速度を高めていく。

操縦性は常にニュートラル。しっかり路面を掴み、操作に対するレスポンスも良い。機敏とまで感じられないのは、ホイールベースが2764mmと長いことも理由だろう。

ステアリングホイールのレシオはクイックだが直進性も高く、切り初めの反応にも優れる。乗り心地は5種類のドライブモードを介して調整が可能。ステアリングホイールの応答性やアクセルレスポンスなども、同時に変化する。

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