【車中泊は、脱着式シェルで】軽トラックが、軽キャンピングカーに

公開 : 2021.08.19 11:15  更新 : 2021.10.11 11:30

3種類のパッケージ 価格情報

エルミタは3タイプが用意されているが、夏場の車中泊では必需品となるウィンドウエアコンは、リミテッド・パッケージ(写真)に装備される。

基本は外部電源で稼働させるが、オプションの大容量リチウムバッテリー+1500W or 2000Wインバーターにて稼働させることもできる。

撮影した最上位グレード「エルミタ・リミテッド・パッケージ」には、ウィンドウエアコン(冷房専用)が装備される。
撮影した最上位グレード「エルミタ・リミテッド・パッケージ」には、ウィンドウエアコン(冷房専用)が装備される。    AUTOCAR JAPAN編集部

シェルの外装はアルミ複合板で、壁の内部はアルミフレームだ。断熱材は30mm厚を装備。なお、エントランスドアには網戸が付いている。

シェル・パッケージ(108万9000円)

入口ドア、折畳み式ステップ、網戸&シェード付き窓、外部電源入力コネクター、AC100V 2口、リチウムイオンバッテリー40Ah、バッテリー充電器などを装備。

スタンダード・パッケージ(141万9000円)

シェル・パッケージに加えて、家具セット(全面ベッドになる)、ベッドマットセット、換気扇などを装備。

リミテッド・パッケージ(写真:174万9000円、OP含め183万7000円)

スタンダード・パッケージに加えて、ウィンドウエアコン(冷房専用)、スライド延長式バンクベッド、丸型アクリル窓左右、自立脚4本セット(アウトリガー)、TVアンテナ、天井付き収納庫を装備。

全モデルにリチウムイオン・サブバッテリー40Ahを標準装備しており、鉛サブバッテリー100Ahと同等の電力を確保。リチウム用外部充電器も標準装備となる。

なお、重ねての説明になるが、エルミタの価格に軽トラックは含まれない。

農家の休憩部屋、趣味/仕事の拠点に

会場でマックレーのスタッフに伺った話によると、農家の方々が昼間の作業時に休憩部屋として活用するケースが多いという。

購入者の約半数が「そういう需要」とのことだったが、たしかにオプション設定のFFヒーターやポータブルトイレを装備すれば、畑に持って行ける小部屋になるのであった。

スライドガラス式の窓は、下部からシェードを引き出すことができ、上部から網戸を引き下ろすことができる。
スライドガラス式の窓は、下部からシェードを引き出すことができ、上部から網戸を引き下ろすことができる。    AUTOCAR JAPAN編集部

釣り・登山の拠点、災害時の避難先、仕事場、事務室、移動販売車などとして活用してもいいだろう。

昨今の軽トラックは走行性能が高いので、すでに軽トラックを所有しているユーザーは、エルミタを荷台に載せるだけで愛車が快適なキャンピングカーに変身する。

マックレーでは軽トラックの購入支援を展開しており、レカロシートの装着なども提案しているので、いろいろ相談してみてほしい。

記事に関わった人々

  • 高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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