ランボルギーニ・オーナーによる「eスポーツ大会」 ウラカン・テクニカ同士の戦い、勝ち抜く戦略は?

公開 : 2022.10.09 14:15

粒ぞろいのファイナリスト 戦略は?

優勝したIchiroさんによると「ドライビング・シミュレーターのアセットコルサもタイヤが冷えているうちはグリップしないので、タイヤが温まる前にYajimaさんの前に出ようと思いました。鈴鹿サーキットはコースの幅が狭いので、1周目をトップで戻ってくることができれば、その後はキープできると思った」らしく、その作戦で見事に優勝した。

2位のYajimaさんは「鈴鹿サーキットは最初に前に出ないと勝てない、追走すると抜けないのが分かっていました。トップのIchiroさんが全然ミスしなかったので勝てませんでした」とコメント。

各ディーラーで行われた予選を勝ち抜いて来たオーナーは、個人の技量に加えて、ぶれない戦略をお持ちだったのが印象的。ハイレベルな戦いを繰り広げる。
各ディーラーで行われた予選を勝ち抜いて来たオーナーは、個人の技量に加えて、ぶれない戦略をお持ちだったのが印象的。ハイレベルな戦いを繰り広げる。    ランボルギーニ ジャパン

3位のParkさんは「上位のお二人のレベルが違い過ぎて、後ろから漁夫の利を狙いましたが、何も起きませんでした。チャンスが訪れませんでしたが、妻と生後半年の息子が応援してくれたので、頑張ることができました」と話してくれた。

ちなみに、Parkさんは実車のウラカンEVO RWDを愛用し、自宅にドライビングシミュレーターがあるそうだ。

今後の大会、ウルスもあり?

決勝レース後にメディア対抗レースが用意され、CAR and DRIVERの加藤さん、Car Watch塩谷さん、そして、筆者という3名が出走。コースは鈴鹿サーキットを使用し、加藤さん、塩谷さんが熾烈なバトルを楽しみながらゴールし、コースアウトしまくって一人旅となった筆者がトップから25秒遅れでレースを終えた。

アウトモビリ・ランボルギーニ ジャパン マーケティングPRマネージャーの山岸さんによると「このご時世なのでサーキットに集まることができないのですが、ウラカン・テクニカの走りのよさを体験していただきたくて、今回のLamborghini Japan e-campione tour 2022を開催しました」とのこと。

ランボルギーニ ジャパンの山岸靖輝マーケティングPRマネージャーからIchiroさんへトロフィーが手渡されると、会場から盛大な拍手が!
ランボルギーニ ジャパンの山岸靖輝マーケティングPRマネージャーからIchiroさんへトロフィーが手渡されると、会場から盛大な拍手が!    ランボルギーニ ジャパン

「盛り上がったので、今度は違うクルマで実施したいです」

「ウルスを使用し、サーキットだけでなく、オフロードを走ってみたりしてもオモシロイかもしれませんね」と話してくれたので、次回もメディア対抗レースがあったら自身のドライビング・センスの無さを省みず、また参戦したいのであった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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