まだまだ頑張る現役編集長の奮闘録

2017.04.25

「非日常」を毎日味わいたい ベントレー・ベンテイガと4日間を過ごした

ベントレー初の高級SUV、ベンテイガをようやく国内の路上でも見かけるようになってきた。ベンテイガと言えば間違いなく、SUVの中でも、トップ中のトップのクルマだ。このような高級SUVを、ごく普通の日常の中で使ってみたら、どんな感じなのか? さぞかし楽しいに違いないのだろうが、その楽しさは一体どのようなものなのか、実際に検証したく、3泊4日の行程で使用してみた。

以下は、ベントレー モーターズ ジャパンの試乗車のスケジュールに従って、特別な計画もなく、いつもの私の日常生活の中に入れ込んでみたレポートである。

4月11日

夕方、ベントレー モーターズ ジャパンよりベンテイガを引き取る。先週、新たに登録が完了したばかりという試乗車は、日本人好みのグレイシア・ホワイトのエクステリアで、街中で見ると、発表会で見たときよりもかなり巨大で迫力がある。

加えてオプションのカーボン製のエアロ・パッケージを装着しているので、更にスポーティさが増している。実際に乗り込むまでは、ドライビングに相当気を使うのでは、という先入観があったが、いざ、運転席に座ってみると、意外なほどサイズによる威圧感はない。

スリー・サイズは全長5150mm、全幅1995mm、全高1755mmであるから、確かに並み居るSUVの中では最大級なのだが、不思議な事にプレッシャーもなく、スイスイと走り抜けられる。この理由はフロント・ウインドウ廻りの視界が開けていて、ドア・ミラーも大きく見やすいからだ、ということにしばらくして気付いた。

ホワイトとブラックのツートーンの革を張り巡らし、ピアノ・ブラックに塗られたウッド・パネルを組み込んだインテリアは、これまでのベントレー各車と同様、英国のハンド・メイドの粋を集めたもので、その感触は流石にしっとりと手に馴染み、他では得られないものだ。同じ高級でも、イタリア車のような煌びやかさではなく、クオリティが高いのは当たり前、といった抑え目な本物感が各部に漂っている。

都心の雑踏に乗り出してみると、このベンテイガが、紛れもなくこれまでのベントレーの血統を引き継いでいるクルマであることが直ちに感じ取れる。基本的は非常に静粛であり、路面の凹凸に伴って作動するエアサスペンションの独特の動きは、白鳥が水面下で足を漕いでいながら、上体は何事もなかったかの如く泳ぐ様を彷彿とさせて、如何にも優雅に進んでくれる。

この日は、そのまま、家に帰って、ガレージに収納。と言っても、このサイズでは、ガレージ前のスペースには縦に収まらないので、横向きに収めた。過去に横向きに収めたクルマは、ランドクルーザーとフライングスパーぐらいだろう。


AUTOCAR JAPAN 編集長 笹本健次

1949年生まれ。趣味の出版社として知られるネコ・パブリッシングのファウンダー。2011年9月よりAUTOCAR JAPANの編集長を務め、2012年1月よりWeb版AUTOCARの編集長も兼務する。出版業界での長期にわたる豊富な経験を持ち、得意とする分野も自動車のみならず鉄道、モーターサイクルなど多岐にわたる。フェラーリ、ポルシェのファナティックとしても有名。
 
 
 

人気記事