イベント・レポート

2017.4.12〜5.4

THE SAMURAI CHALLENGE 日本初! 外国の方による22日間 日本縦断ラリー

[編集部より]

「日本」で “外国の皆さん” が、ヒストリックカーラリーを開催! 16ケ国のオーナーが22日間で日本縦断。ベントレー故障時は、英国から「メカニック空輸」! 密着レポ。

text & photo: Kunio Okada(岡田邦雄)

 

1番のお気に入りは「佐渡島」

サムライ・チャレンジ、スタート

九州から北海道まで日本を縦断するラリー、しかも外国人が主催・運営するヒストリックカー・ラリーの開催は前代未聞のことで、誰もが考えもしなかったことだろう。ところが、それが実現されたのである。

イギリスに本拠を置くラリー・ラウンド社は、デービッドとリズのウェンマン夫妻が代表で、これまでマレーシア、ミャンマー、ブータン、ニュージーランドでヒストリックカー・ラリーを主催し、ヨーロッパでもパリ〜ウィーンのような自動車黎明期の都市間レースを彷彿とさせるイベントを実施してきた。

デービッドは、イギリス人の誇りである第1次世界大戦や第2次世界大戦で活躍したホーカー機のレストアを専門とする工場を経営する。リズはあのダーウィンらを応援してきた英国王立地理学会の一員として、政府や学術団体からアジアやアフリカに派遣されてきた経験を持つだけに、今回のようなイベントを主催するのに相応しい人物である。

山の中の1本道ばかり 英国人のルート選び

そして、彼らを助けるのはイギリスのラリー界の重鎮で、経験も豊富なジョン・ベイリスとピーター・ラッシュホースである。昨年の5月と10月に彼らが来日して、九州から北海道まで走り回ってルートを選定した。私も顧問として協力を求められたが、私なら選ばないような山の中の一本道ばかりを好み、英国人らしいなと思わされた。なかでも彼らのお気に入りが佐渡島で、大抵のエリアは1泊だけなのだが、佐渡島だけは2泊して島じゅうを走り回った。後に参加者たちに感想を尋ねると、佐渡島が良かった、という方が実際に多かった。この辺りもわれわれ日本人の感覚とは違っており興味深い。
 

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