【AUTOCAR BAZAR】純白のマルチツールプレイヤー レンジローバースポーツ

公開 : 2024.03.28 07:05

・思わず背筋が伸びる存在感
・一度は乗りたい「5.0Lスーパーチャージド」
・高くならないうちに

もくじ

今のうちに
基本情報
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今のうちに

「おー、予想していた以上に質感がいい。さすがに英国を代表する高級SUVは違うな。」撮影時にランドローバー レンジローバースポーツ オートバイオグラフィ ダイナミックに乗り込んだ際に、思わず口から漏れたのはそんな言葉だった。

内外装ともホワイトだったので、本当はドアを開け、白/白だと分かった瞬間に「こりゃあスゴイ。このクルマを買ったら、ホワイト内装に合う洋服も新調しないとイカンな」と思ったが、それを声に出して言うのは恥ずかしかったので、内なる言葉として心の中だけで発しておいた。

初代が2005年に登場したレンジローバースポーツは、その車名のとおりスポーティな走りを楽しむことができる快速車で、レンジローバーならではの優雅さと卓越したオンロード性能を併せ持っている。ランドローバーの伝統でオフロード性能も高いので、三刀流と言ってもいいのかもしれない。

実は今回の撮影時に筆者が乗り込んだのは助手席で、ショップの関係者に現場まで運転してもらったが、インテリアの質感の高さだけでなく、車体の動きの軽快さにも感動してしまった。

レンジローバースポーツ オートバイオグラフィ ダイナミックは、フロントに搭載されているエンジンが排気量5.0LのV8スーパーチャージドなので、速いのは当然なのだが、ボディの大きさや車重をまったく感じさせない俊敏な走りに驚いてしまった。

オンもオフもOKという、走りの守備範囲が広いオールラウンダーなので、レンジローバースポーツ オートバイオグラフィ ダイナミックが一台あればどこにでも行けるし、なんにでも使えるが、やはりジャガーFタイプのような背の低いラグジュアリースポーツカーと組み合わせて所有するとカッコイイだろう。

26年前から旧車を愛用している自分がオーナーになることを許されたら、ジャガーEタイプとのセットでレンジローバースポーツをファーストカーとした夢のようなカーライフを満喫することにしよう。

ちなみに、現車の元オーナー(34歳)から話を伺う機会があったので、購入動機や使い方について訊いてみたら、奥さまの希望でポルシェのマカンも愛車の候補になったが、5.0L V8というスペックに魅せられ、家族会議の結果、最終的にレンジローバースポーツ オートバイオグラフィ ダイナミックをチョイス。

土、日に仕事の付き合いでゴルフに行くときのハイウェイエクスプレスとして活躍してくれたのはもちろん、車体が堅牢なので、静かに走るとまだ小さなお子さんが安心してスヤスヤ眠ることができたそうだ。

ひとたびアクセルを踏み込めばハイスピードクルージングを楽しめるスポーツカーになり、ジェントルに走れば、ゆりかごにもなるレンジローバースポーツ オートバイオグラフィ ダイナミックは、まさに万能なのであった。

2代目レンジローバースポーツの最上級・豪華グレードである、5.0L、V8スーパーチャージドエンジンを積んだオートバイオグラフィ ダイナミックはユーズドカーの流通数が僅少で、800万円から1200万円が相場となっている。

REGAL MOTORSで販売しているような低走行車は特に少ないので、早めに買っておくことをオススメする。

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基本情報

消費税込み総支払額

1164万2000円

消費税込み本体価格

1138万円

車検日

2025年4月

年式

2018年

距離

3.3万km

トランスミッション

AT

ボディカラー

ホワイト

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店舗情報

店名

REGAL MOTORS

住所

東京都練馬区貫井4-16-10-1F

営業時間

10:00-20:00

定休日

不定休

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記事に関わった人々

  • 執筆

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」
  • 撮影

    小川亮輔

    Ryosuke Ogawa

    1986年生まれ。幼少期から父親の影響でクルマに惹かれている。独身時の愛車はシボレー・コルベットC5 V8 5.7Lのミレニアムイエロー。現在はレンジローバーV8 5.0L(3rd最終型)に家族を乗せている。2022年、SNSを通してAUTOCAR編集部の上野太朗氏に発掘される。その2日後、自動車メディア初仕事となった。instagram:@ryskryskrysk

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