これは便利! スマホの「動画」をクルマで見たい 「HDMI変換ケーブルAV003」とテレビキットの合わせ技

公開 : 2023.08.09 11:50

iPhoneを新型プリウス純正ナビに繋ぐと

新型プリウスのデモカーには「HDMI変換ケーブルAV003」と「テレビキットTTV437」が搭載されており、純正カーナビとiPhoneを接続して使い心地をチェックしてみた。

HDMI変換ケーブルAV003のHDMIタイプA端子はiPhoneにそのまま接続できないので、アップル純正の「Lightning-Digital AVアダプタ(写真の白いアダプタ)」を介して接続をする。

ちなみにアダプタはネットを中心に安価な互換品が多く販売されているが、このようなものは映像が映らない場合もある(純正カーナビが1080pに対応していない)ので利用する際は注意が必要だ。

Androidスマホの場合には、「Alternate Mode」に対応している機種でないとケーブルによる接続ができない。スマホの接続を考えている場合には、スマホメーカーの公式サイトなどで事前にスペックの確認をした方が良いだろう。

HDMI変換ケーブルAV003を用いて、カーナビとスマホを接続。「オーディオ選択」の画面に「HDMI」という項目が現れたところ。

iPhoneをLightning-Digital AVアダプタに接続するとナビ画面のソース選択メニューには「HDMI」の項目が現れ、iPhoneを認識していることがわかる。

HDMIを選択するとスマホの画面がミラーリングとしてそのままナビ画面に映し出され、著作権の規制がかかっている映像以外は基本的に何でも見られるといっていい。

YouTubeが映った! デジタル品質で見られるぞ

試しに「AUTOCAR」のYouTube映像を再生してみたが、デジタルならではの高画質で音声もクッキリ。

まるで自宅リビングのように存分に映像を楽しめ、ドライブ先でリラックスしたいときや休憩中に最新の情報を得たいときなど、多くの場面で有効に活用できそうだ。

もちろんダッシュボードに取付けられているテレビキットのスイッチをONにすると、ナビ画面に表示されたYouTubeは走行中でも停車中とまったく同じ状態で見られる。

当然ながらドライバーが運転中に画面を見ることは禁止だが、助手席や後席の同乗者にとっては制限なく映像が見られるのは嬉しい限りだ。

スマホで多くのコンテンツを楽しむのも良いが、旅行中に撮影したデジタルカメラの映像を見たり、自宅から持ち込んだゲーム機で遊ぶことだってできる。

これがあればロングドライブ時の高速道路でも、帰り道の渋滞でも、退屈することはないだろう。とくに小さな子供のいる家庭では強い味方になってくれるはずだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    浜先秀彰

    Hideaki Hamasaki

    千代田工科芸術専門学校写真科を卒業後、自動車専門誌編集部スタッフを経て、フリーランスライターとして独立。現在は執筆、編集、撮影を一人で行うことも多い。カーナビやドラレコのレポートを得意とするが、守備範囲はカスタムパーツや洗車ケミカル、車内小物までを含むカー用品全般となる。YouTube「カーグッズチャンネル」を2021年より運営。

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