【ディスプレイオーディオの機能拡張を手軽に】データシステムがU2KIT CEA950を発売
公開 : 2025.08.04 06:05
ディスプレイオーディオの車内エンタメ性能に物足りなさを感じていた方に朗報。USB接続だけで簡単に機能拡張できるデータシステムのカーAVユニットを、浜先秀彰が解説します。
取り付けカンタン 価格にも注目
近ごろディスプレイオーディオを標準装着する車種が増えている。
手持ちのスマホを接続するだけでAV一体型ナビのように使えるため利便性が高いと考える人は多いが、一方で基本機能は十分なものの拡張性がなく、特にエンタメ性能には満足できないという声も聞く。

そこでぜひ活用したいのが、『データシステム』からリリースされた『カーエンターテイメントアダプターU2KIT CEA950』だ。
これはディスプレイオーディオのUSB端子に接続するだけで機能拡張ができるという新スタイルのカーAVユニット。しかも2万2000円と手が届きやすい価格も実現している。全てのコントロールはディスプレイオーディオのタッチパネルで行える。
カーエンターテイメントアダプターと名乗るだけにエンタメ機能がグンと充実。内蔵ソースのように『YouTube』、『Prime Video』、『Netflix』、『U-NEXT』、『ABEMA』の5つの人気動画配信サービスを愛車のディスプレイオーディオで見られるようになるのだ。
使い方も簡単で、画面に表示されるアイコンにタッチするだけでOK。ただしサービスによっては別途契約が必要だ。各サービスに加入をしている場合にはログイン操作が可能で、履歴やユーザー登録データの活用もできる。
当然ながら動画配信サービスを利用する場合には通信手段が必須となり、スマホのテザリング接続やモバイルWi-Fiを利用する。Wi-Fi接続の設定作業も簡単で、アップデート操作(OTA)にも対応している。
USBタイプA装備でさらに便利
このユニットの本体側面にはUSBタイプA端子を備えており、USBメモリーやカードリーダー経由でSDメモリーカードなどに収録した動画ファイルや音楽ファイルの再生が行える。お気に入りの映像や曲を簡単にクルマへと持ち込めるわけだ。
しかも動画配信サービス、USB経由の映像ソースとも純正ディスプレイオーディオであっても走行中に視聴ができ、クルマが動き出した瞬間に映像がシャットダウンすることがない。もちろんドライバーによる視聴は厳禁だが、助手席や後席の同乗者はロングドライブや渋滞時に退屈な思いをすることが無くなるだろう。

ちなみに純正ディスプレイオーディオに搭載されている地デジをはじめとしたAVソースを走行中に見たいという場合には、同社の車種別『テレビキット』の接続が必要となるが、合わせて使用することもできる。
このほか見逃せないのがApple CarPlayやAndroid Autoのワイヤレス化を実現すること。これによってクルマに乗り込むたびにUSBケーブルをスマホの端子に接続する手間から開放される。初期設定さえしておけばスマホをカバンやポケットに入れたままで自動接続され、Apple CarPlay、Android Autoをすぐに使用できる。カーナビアプリや音楽アプリ、メッセージアプリなどを内蔵機能と同じように扱える。
『カーエンターテイメントアダプターU2KIT CEA950』が接続できるのは、2016年以降に製造された車種に搭載されている有線Apple CarPlayとタッチ操作に対応した純正ディスプレイオーディオ(一部カーナビ)、一部の市販ディスプレイオーディオ・カーナビとなっている。




