スイフト・スポーツは2台にくらべると紛れもなく遅い、それに目立たない。記憶に残るようなエグゾースト・ノートとも無縁だ。

スイフト・スポーツのエンジンは、SX4のものと基本的にはおなじだ。7000rpmまで回したって、たったの137psしか生みださない。

トルクだってクリオよりも少しだけ大きいだけだし、ギアも明らかにほかの2台よりロングである(実際のところスイフト・スポーツだけがモーターウェイを安楽に走らせることができた)。

先にも述べたが、スイフト・スポーツをわれわれが高く評価するのは(いい意味での)素っ気なさだ。

クリオやシビックも特に重いクルマではないが、ドライブした感覚がとても小ざっぱりとしていて、体感的に軽いクルマを操っている感覚があるのだ。