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カーレビュー

2018.09.15

ロードテスト ポルシェ・カイエン ★★★★★★★★☆☆

ポルシェ・カイエン・ターボ

テスト日 : 2018年9月5日

価格 : 9万9291ポンド(約1490万円)

編集部より

3代目カイエンの、今のところは最強モデルであるターボ、その右ハンドル仕様が英国上陸。となれば、ロードテストの俎上に載せなければ。しかし、いささか高級車度合いを強めたそれに、テスター陣は不平タラタラ。もっともそれは、今後の追加モデルを見据えた確信犯的な味付けのようですが。

もくじ

はじめに
意匠と技術
内装
走り
使い勝手
乗り味
購入と維持
スペック
結論

はじめに

3代目へと進化したポルシェ・カイエン・ターボだが、それを取り巻く状況は、2003年に初代が衝撃的なデビューを飾った時とは異なるものになっている。そう、初代は壁を突き破ってハンマーが飛んできたようなサプライズだった。そのようなクルマは、この世に存在しなかったのだ。だが、いまや550psのSUVも、かつてのスーパーサルーンがそうであったように予想の範囲内となり、もはやカイエンの独壇場ではない。また、ポルシェのエンジニアリングの発展への貢献度もそれほど大きいものではない。もっとも、その見解には反論もあるだろうが。

そんなわけで、われわれはパフォーマンスを重視した2tの高級SUVなど見慣れてしまっており、その市場も確立された。この上、このクルマから始まるものは何かあるのだろうか。かつてのような衝撃を、今さら新型カイエンがもたらすことなどできるのか。サスペンションやパワートレーンの最新テクノロジーが、ホットなカイエンの物理法則を無視したようなハンドリングを、さらなる高みへ引き上げられるというのか。それも、高級SUVに期待される快適性や利便性に妥協することなく。

さもなくば、カイエン・ターボのキャラクターやポジションを再考すべき時が来たのか。顧客の年齢層が上がるのを許容するために、またスーパーSUVクラスの観念的な中心的存在へ近づくために、見直すべきは見直すのだ。ただし、激しい走りのマージンは残したままで。

それを確かめる時が来た。生産上の問題はまだ未解決ながら、カイエン・ターボの右ハンドル版、その初期ロットが英国に上陸した。いかに速く、激しく、ハンドリングに優れたクルマなのか、明らかにしていきたい。

 

意匠と技術 ▶ 内装 ▶ 走り ▶ 使い勝手 ▶ 乗り味 ▶ 購入と維持 ▶ スペック ▶ 結論

 
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