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ロードテスト ベントレー・コンチネンタルGT ★★★★★★★★★☆

2019.04.13

100字サマリー

プラットフォームを一新して登場した新型コンチネンタルGT。ベントレー水準の高級さはそのままに、ポルシェ譲りのシャシーを得て、スーパーGTの頂点を虎視眈々と狙うクルーの大黒柱ですが、引き上げられたスポーティさもカテゴリーのトップレベルには及びませんでした。

もくじ

はじめに
意匠と技術
内装
走り
使い勝手
乗り味
購入と維持
スペック
結論

はじめに

ベントレー・コンチネンタルGTを、現代のアイコンとみなすのは正しいのだろうか。ロードテストのスーパGTカー部門で、マラネロやゲイドンで生み出されるライバルたちにトップ争いで勝利を阻まれ続けていることを考えれば、否定されて然るべきだろう。しかしながら、これほど高額なモデルでありながら、メーカーの繁栄にこれほど大きな貢献を果たしているものは少なく、ましてやそのメーカーは、長く華やかなる歴史を誇るクルーの名門なのだ。

そのベントレーがフォルクスワーゲンAGへ身売りしたのは1998年のことだが、豪華な仕立ての四輪駆動シャシーに6.0ℓW12エンジンを積んだコンチネンタルGTの登場は2003年まで待つことになる。それから15年あまり、絢爛さとパフォーマンス、個性のブレンドはほとんど敵なしで、世界中で6万5000台以上を販売するに至った。この数字がいかに驚異的なのかは、昨年の欧州市場でミュルザンヌがたった186台しか売れなかったことを踏まえて考えれば理解できるだろう。

自社ラインナップの大黒柱の世代交代にあたり、ベントレーは石橋を叩いて渡る改良ぶりを見せた。キャビンの後退したフォルムは継承され、基本的なレイアウトも不変。しかしそれらは、このクルマでベントレーが顧客に提示するものが一変するだろうという事実とは矛盾するものだ。たとえば、ある程度までの自動運転技術やプラグイン・ハイブリッドなどの導入が、今後のコンチネンタルGTでは確実視されているのである。とはいえ、われわれにとって、このニューモデルの魅力をそれとはまったく異なるところに見出すのは簡単だ。おそらく、読者諸兄もそうだろう。

もし、不幸な結果に終わったフォルクスワーゲン・フェートンと強要する不出来なシャシーが旧型コンチネンタルGTの弱点だったなら、新世代のプラットフォームがフォルクスワーゲングループの同胞であるポルシェとのみシェアするコンポーネンツだというのは、大きな望みを抱かせる要素だ。実際、ロールス・ロイスに匹敵するインテリアと、フェラーリすら脅かすパフォーマンスがこのクルマには期待される。だが、コンチネンタルGTがこのカテゴリーのトップコンテンダーへ転身するには、真に夢中になれる走りを備えていなければならない。

 

意匠と技術 ▶ 内装 ▶ 走り ▶ 使い勝手 ▶ 乗り味 ▶ 購入と維持 ▶ スペック ▶ 結論

 
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