[アバルト70年の歩み]特別コンテンツ

初試乗 ポールスター1プロトタイプ 4気筒+ツインチャージャー+ツインモーター 608ps

2019.07.10

生産予定台数は1500台

少し複雑だが、この支配関係は重要な要素。ポールスターはボルボからは独自した研究開発部門を持ち、独自に利益を求める体勢だということ。英国コベントリーに技術センターの支部を設けることも可能なのだ。つまりボルボとは関係なく、「1」とは異なるハイテク満載の奇妙なクルマをボスに提案して、「量産してみよう」という回答を得ることも不可能ではないということ。

ポールスター1のオリジナルが登場したのは、2013年。その時はまだボルボ・コンセプト・クーペという名前だった。XC90を筆頭にすべてのモデルへと展開された、新しいボルボ流のデザイン言語を打ち出したクルマでもあった。

発表当時、ボルボはコンセプト・クーペの量産化に関しては言及しなかった。しかしそのデザイナーだったトーマス・インゲンラスは、ポールスター・モデルとしての可能性を見出すことになる。トーマス・インゲンラスはポールスター社のCEOとなっている。

今回ご紹介するポールスター1の方は、極めて高次元のパフォーマンスとラグジュアリーさを兼ね備え、贅沢品といえる価格を下げつつ、128kmの距離を電気の力だけで走行が可能。環境意識は充分に高い。

アナウンスによれば、ポールスター1の生産予定台数は1500台。すべてが左ハンドルとなり、英国を含む9カ国のみで販売される予定だ。クルマは中国で製造される。ポールスター1に限ってはプラグイン・ハイブリッドだが、それ以降のクルマは純EVとなる見込み。そちらのクルマはより多くの国で購入が可能となり、システムも単純化され、価格も手の届きやすいものになるだろう。

 
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