ボルボS60 vs アルファ・ジュリア vs キア・スティンガー vs プジョー508 比較試乗 ドイツ御三家以外の選択肢を探る

2019.06.15

100字サマリー

新型ボルボS60の登場を機に、かつて高く評価されたファミリーサルーンの最新モデルと、最近注目の韓国メーカーからの1台、そしてイタリア製サルーンを集めて、非ドイツ御三家の選択肢を探ってみました。結果、トップに立ったのは、あのスポーティサルーンです。

もくじ

一風変わった4台 いつもとは違うテスト
キアとアルファ 新生508
目的は差別化 インテリアはさまざま
快適なキャビン 変わる指標
2.0ℓのDB11 ダイナミクス性能に不満
別格の存在 選ぶべき1台
テスト車のスペック

一風変わった4台 いつもとは違うテスト

今回のテストには型破りな4台が集まっている。アウディやBMW、メルセデスといった、ありきたりなモデルでは満足できないひとびとに向けたテストであり、集まったのは、レンタカーでは絶対に選ばれないようなモデルばかりだ。

新型ボルボS60のルックスを魅力的だと思わないだろうか? もちろん、ドイツ製プレミアムサルーンのライバルたちと比較することも出来たのであり、もしそうしたなら、落ち着きの面で新型3シリーズには敵わないものの、このクルマはそれに次ぐ2番目の評価を得ることになっただろう。

だが、そんなお決まりの結論など見たくはなく、そして、このテストをより興味深いものにしたいと考えたからこそ、こうしたドイツ製プレミアムサルーンとは一味違う、3台の大型ファミリーサルーンとハッチバックモデルを集めてみることにしたのだ。


このなかで、もっとも風変わりな1台を決めるのは簡単ではないが、おそらく、それはキア・スティンガーということになるだろう。

それほど遠くない昔、3万ポンド(414万円)超のプライスタグを掲げたボルボ製エグゼクティブサルーンのライバルに、キアの名が挙がるなど考えられなかったが、いまや時代は変わったのであり、例え、この後輪駆動のキア・スティンガーにあまり馴染みがなくとも、このクルマは多くのひとびとのキアに対する認識を変える存在だ。

何よりも、スティンガーの開発を行ったのは、かつてBMW Mディビジョンの責任者を務めていた人物であり、英国版Autocarでは、このクルマを高く評価している。

なかでも、大排気量V6とリミテッドスリップディフェレンシャルを搭載したモデルがお気に入りなのは、ひとえにわれわれが大人になり切れていないからだが、今回の参加車両は、S60と同じ2.0ℓガソリンエンジンを積んだモデルであり、先にお伝えしたとおり、今回のテストはいつもとは少し違うのだ。

 
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