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ブランド史上最小のV6ユニット ベントレー・ベンテイガ・ハイブリッド 試乗

2019.08.09

100字サマリー

ベントレーとしては初めてとなるハイブリッドが、大型SUVのベンテイガに採用されました。スペックシート上は優れた性能を発揮しているように読めるものの、老舗ブランドに抱く一線を画する魅力は薄まったと評価するのは英国編集部。アメリカ・シリコンバレーでの試乗です。

もくじ

ポルシェのハイブリッドと関係の近いエンジン
車重は2626kgに増加も0-100km/hは5.5秒
モーター走行時はベントレーに相応しい仕草
ベントレー・ベンテイガ・ハイブリッドのスペック

ポルシェのハイブリッドと関係の近いエンジン

translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

英国の重要なブランドから、極めて重要なモデルが登場した。2023年までに、ベントレーの全てのモデルレンジに、ハイブリッド搭載グレードをラインナップさせるという目標の、はじめの一歩となるクルマだ。

インテリアには、このグレードの正体を示す新しいドライビングモードのボタンが追加されている。しかし、ボディの隅に貼られたハイブリッドのエンブレムを探さない限り、一見すると通常のベンテイガと大きな違いはわからないだろう。

ベントレー・ベンテイガ・ハイブリッド
ベントレー・ベンテイガ・ハイブリッド

ボンネットを開けば、通常なら4.0LのV8か6.0LのW12ユニットが納まるところだが、このハイブリッドに搭載されるのは、3.0LのV6。これまでのベントレーに搭載されてきたエンジンとしては、最小のユニットとなる。もとはアウディ製ながら、ポルシェ・パナメーラやカイエンのハイブリッドにも搭載されているユニットと関連性が強いという。

エンジンは、ベントレーとしては「控えめ」な339psを発生し、さらに電気モーターが127psを上乗せする。だが他のハイブリットと同様に、ガソリンエンジンと電気モーターのパワーピークの発生回転数が異なるため、システム総合での最高出力は足し算よりはわずかに低い450psとなっている。

昨今のベントレーの走りに期待するパワーからするとずっと小さい数字だが、一方で、昨今のベントレーの中ではかなりの重量を獲得している。その実、2626kg。このクルマより重たいベントレーとなると、ミュルザンヌぐらい。しかも、大差はない。

 
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