グーグル、クライスラー・パシフィカを自動運転の開発車両に

2016.05.05

フィアット・クライスラー・オートモビルズ(FCA)は、グーグルに対し、自動運転技術の開発と試験用に、クライスラー・パシフィカ・ハイブリッドを、約100台提供することになった。

自動運転用ハードウェアが組み込まれた2017年モデルのパシフィカは、グーグル向けの専用モデルとなり、この車両の導入により同社のテスト車両は2倍の台数にふくらむ。

FCAのCEO、セルジオ・マルキオンネは、「グーグルとプロジェクトを組むことにより、世界屈指の自動車テクノロジーの開発に一層の弾みがつく。ゆくゆくは将来的な自動運転技術の提供につながるだろう」と語っている。

グーグルのジョン・クラフチックは、これに応じ、「FCAのエンジニアリング・チームは、経験豊な精鋭部隊を組んでいる。クライスラーのパシフィカ・ハイブリッドは、グーグルの自立運転システムにとてもフィットするミニバンです。このクルマの開発を通して、公道走行をより安全にし、運転が困難な人たちにも外出の機会を与えたい」と付け加えた。

先週、ジープ、アルファ・ロメオ、マセラティといったブランドのモデルに、グーグルが開発している自動運転テクノロジーが採用されることをレポートした。

グーグルがこの分野に於いて最前線にあるのは知られており、今回の件でFCAは世界初の自動走行車両をリリースできるかもしれない。

また、自動運転技術を導入したクルマが、FCAの市販車両をベースにすることも考えられる。同様に、Apple CarPlayのような既存パッケージとして、他社のモデルに導入される可能性もある。

アルファベットは以前、GMと会談を持ったことがある。この時は、開発したソフトウェアのデータの所有権をめぐる折り合いが付かずに、結局、取引は終わってしまったという。また、フォードとグーグルが昨年、会談を開いているが、その後は何も発表がない。

先月、グーグルは。政府が自動走行技術の導入のための法整備を行うように、フォードを含む4つのブランドと共に申し出を行っている。

 
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