「自動車産業で最も力のある英国人」 BMW AG上級副社長 引退前のインタビュー

2017.11.19

ロバートソンが描くクルマの未来

「多くは安全性という尺度、特に原動機という金属の塊を前提として事故の際にどのようにキャビンを保護するか、という視点で説明できます」

「われわれはそんな金属の塊が必要ないというところまで来ています。120年間も繰り返しクルマを設計してきたわけですが、今ようやく、大きな変革が起ころうとしているのです」

「デジタル化によりわれわれと顧客との関係がどう変わるのか、というのも大きな問題です。われわれは何度もその絵を描こうとしていますが、まだ完成していません」

「クルマの所有は共有に変わるのか? おそらく特定の場所では。電動化と自動運転化は単なる機能ではない。デジタル化を通して、もっと大きなものを作り出すと思うのです」

で、お次は何だろう。

ロバートソンは黙ってはぐらかすが、彼はBMWのために仕事を続けるだろう。英国のEU離脱前後の混乱期に何とか英国の自動車産業を支援したいと彼は熱っぽく語る。

詳細はこれからだが、われわれのインタビューの翌日、彼はテレサ・メイ首相およびグレッグ・クラーク英ビジネス・エネルギー産業戦略相との会合に出席する。

おそらく、彼は活躍の場を広げ熱い信念を持って英国の産業政策を鍛え上げていくだろう。まだ隠居するつもりはないらしい。結局、彼には年を取って仕事を変えることにためらいはないのだ。

「チャンスを逃すつもりはありませんよ。他にも計画があるのですから」と彼は言う。

「いつかは60を過ぎるといつも意識していました。ですから戸惑いはありません。ええ、ワクワクするようなことがたくさん起こりますよ。来年も再来年も、ずっとね。面白そうなことがあれば、どんどんやっていくつもりです

 
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