ホンダNSX、I〜III型まで 維持費やおすすめモデルは? 中古車購入ガイド

2017.12.30

100字サマリー

新型の圧倒的なパフォーマンスも気になりますが、和製スーパーカーの元祖とも言われる初代の人気は根強いものがあります。英国での中古車相場を紹介するとともに、初代NSXならではの魅力を探ります。


もくじ

セナが愛した、世界一エキゾティックなアシグルマ
開発開始から足掛け22年の歴史
いま乗ると、古さと安っぽさ目立つ
果たして、その走りはどうなのだろう?
ホンダNSXの中古車 購入時の注意点
専門家の意見を聞いてみる
知っておくべきこと
いくら払うべき?
掘り出し物を発見

セナが愛した、世界一エキゾティックなアシグルマ

500万円以下のNSX、それもタルガトップのATという仕様の1995年式で、20万km以上走っている物件を見つけた。フェラーリでは、とても考えられない走行距離だ、とまさに書こうとしていた矢先、24万km超えの1998年式F355GTSが4万5000ポンド(681万円)で売られているのを発見したのは、間がいいのか悪いのか。町内をひと回りしたきりしまい込まれているフェラーリも少なくないことを考えれば、これは驚異的な数字だ。ただし、このF355がこれまでに費やした整備や修理の費用は、トータルで8万ポンド(1211万円)ほどにもなるとのことだ。

今回の取材車は、元はホンダの広報車で、ホンダが惜しみなく経費を注ぎ込んだと思う。しかも22年も前のクルマだが、そうであっても、ランニングコストの総額は、その働きすぎた跳ね馬の1/4にもならないだろう。きちんと残された整備記録をすべて洗えば、容易に証明できることだ。

ここで引き合いに出したF355は、フェラーリとしては例外中の例外だ。ところが、この程度走ったNSXはザラにある。たとえば、この原稿を書いている時点での話をすると、自動車サイト『ピストンヘッド』で売りに出ていた23台のNSXのうち、4台が16万km以上で、7台が8万kmを優に超える。

英国にあるNSXが300台足らずであることを考えると、これは驚異的な数字だ。それは、NSXがいかに乗りやすく日常遣いしやすいかだけでなく、オーナーたちが愛車にぞっこんで、ディーラーに並ぶ最新モデルにも目をくれず、快適なガレージを出て走りたがっているかも教えてくれる。

アイルトン・セナも、このクルマを愛したひとりだった。彼は鈴鹿でプロトタイプを走らせ、エンジニアたちや開発ドライバーたちにインプレッションを語ったという。開発ドライバーの面々も手練れ揃いだが、世界一のテストドライバーの話を神妙に聞いたことだろう。セナの関与は、NSXに箔をつけたが、それはホンダのV8フェラーリに一太刀浴びせようという信念にとって重要なことだった。

 
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