FCAセルジオ・マルキオンネ代表、有終の美を飾れる? 過去5年の公約と実績

2018.06.23

FとCの存在感は薄く 企業価値は10倍以上に

FCAのなかで、FとCの頭文字をもつふたつのブランドがもはや主要ブランドでないとはどうしたことだろう。ダッジ同様、フィアットとクライスラーについても、グループの投資家向け会合で言及がなかったことで、その将来に多くが疑問をもつこととなった。

FCAは、グローバルブランドに重きを置いていたからだと説明している。フィアットは欧州と南米市場に注力し、クライスラーとダッジは北米専業ブランドなのだ。

500と、そのエステートバージョンである500ジャルディニエラのEVモデルは、500のプレミアムな価格設定によって、電動化技術のコストをカバーできるとして、欧州市場向けに発売が計画されている。さらに、フィアットからは南米市場向けに新たなクロスオーバーモデルも登場する予定だ。

クライスラーは基本的にMPVとライドシェア向け車両に注力することになる。自動運転システム開発会社であるウェイモに対して、MPVモデルのパシフィカを6万2000台新たに供給するのが、その手始めだ。

2週間前に公表されたこの計画は、2004年、倒産の危機にあったフィアット総帥に就任したマルキオンネが指揮する最後の5カ年計画となる。

2009年にはクライスラーを買収し、フェラーリの上場資金でグループの存続を確かなものとしたことで、FCAの企業価値は2004年の50億ドル(37億3000万ポンド/5500億円)から、現在では700億ドル(523億ポンド/7兆7000億円)に達している。

 
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