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シルバーストン再生 F1イギリスGPは新舗装で 去年の轍は踏まず

2019.07.14

番外編:イギリスGPの将来 合意か決裂か?

今回の再舗装はF1開催に必要なコストだったが、シルバーストンでは、長くビジネスの多角化に乗り出しており、もはやイギリスGPの収益だけに頼っているような状況ではない。

新しいホテルや、シルバーストン・エクスペリエンスという博物館(遅れてはいるものの、秋のオープンが予定されている)、拡大を続ける工業団地、コース内にあるストウサーキットのアストン マーティンの拠点といったすべてが、ビジネスの持続可能性を高めている。

それでも、F1が依然として重要な存在であることに変わりはないが、いま、せっかく再舗装を行った路面でイギリスGPが行われるのも、今年が最後かもしれないという懸念が広がっている。

昨年、シルバーストン側がF1の開催契約における途中解除条項を発動するという決断を下したことで、この週末以降も、1950年以来一度も中断することなく英国で続いてきたF1を継続するには、新たな契約が必要な状況となっている。だが、コストの高騰は避けられないだろう。


「この状況が解決していないことに、驚きと失望を覚えます」と、スチュアート・プリングルは言う。「ありきたりな表現ですが、悪い契約の結果は目に見えていますから、そんなF1開催契約を結ぶくらいなら、契約しないほうがマシです。われわれのビジネスにも悪影響を及ぼします」

「今年のGPの前、若しくはGP開催中に何らかの発表が出来なければ、非常に残念ですが、それは溝の大きさが理由です」

この記事が皆さんの目に触れるまでに是非良いニュースを聞きたいと願っている。だが、現時点では何の保証もないのだ。

「つねにF1を開催することができると信じています。その思いは、こうした状況にあっても変わりません。シルバーストンがF1にもたらすことの出来る基本的な価値は、無視できないものだと信じています」と、プリングルは付け加える。

彼が正しいことを信じよう。

 
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