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2019.04.21

マクラーレンF1チーム 「ふつうではない19歳」ドライバー インタビュー

編集部より

今シーズン、マクラーレンからF1デビューを果たしたランド・ノリスに英国版AUTOCARがインタビューを行いました。いまでは珍しくない10代のF1パイロットですが、ドライビングの才能だけでなく、年齢には似合わぬ成熟ぶりを見せるノリスの将来に期待が高まります。

もくじ

特別な10代
順調な成長
才能を発揮
目標は現実的
時間を味方に
番外編:10代のF1ドライバーたち

特別な10代

ランド・ノリスは、どこにでもいるような10代の若者ではない。彼に質問を投げかけると、19歳という年齢に相応しい話題に移るまでは、その年齢には似合わない力強さで慎重な答えを返してくるが、それでも、初めてF1マシンをドライブした時のことを尋ねると、彼の眼には喜びの色が見えた。

「衝撃でした」と彼は言う。「TVではつねに簡単そうに見えますが、それがどれほど大変なことか、どれほどのスピードですべてに対処しなければならないかを理解しているひとはいないでしょう。つねに加速しているように感じられ、その感覚はいつまでも続きますが、ひとたびブレーキペダルを踏めば、強力な制動力が突然立ち上がります。すべてが一瞬です。そしてコーナーへと飛び込み、加速すると、ふたたび同じことの繰り返しです。まったく信じられないような経験でした」

もちろん、ノリスはふつうの10代ではない。ほとんどの10代にとって、F1マシンをドライブするなど夢でしかないが、ノリスは実際にマクラーレンのF1シートを獲得したのだ。オーストラリアGPに出場したノリスは、史上4番目に若いF1パイロットとなり、2000年に当時20歳でF1デビューを果たしたジェイソン・バトンの記録を更新し、もっとも若い英国人F1ドライバーの座も射止めている。


それでも、サマセット生まれのノリスが、そんな歴史を気にしているようには見えない。「年齢など気にしていませんでした。たまたまそうなっただけです」と、19歳でのF1参戦など注目には値しないと言いたげに、無造作に肩をすくめながらノリスは言う。「もちろん記録更新は嬉しいことではありますが、目指しているのはもっとも若い英国人F1パイロットになることではなく、レースに勝利しチャンピオンのタイトルを獲得することなのです」

ノリスは自身の急激なステップアップに戸惑っていると言う。「真夜中に目を覚ましてオーストラリアGPのTV中継を見ながら、いつか自分もF1のドライバーになりたいと思っていたのは、それほど遠い昔のことではありません」と彼は話している。「ですが、それがどれほど遠い目標かを考え、現実を見つめていました。それでも、徐々にカートからジュニアのカテゴリーへステップアップしようとは考えていました」

「徐々に」というのはあくまで相対な考えだ。2008年にカートレースを始めると、2014年、世界チャンピオンのタイトルを獲得するまでには、ノリスは着実にキャリアを積み重ねていた。さらに、カートのチャンピオンを獲得した同じ年、彼はジネッタ・ジュニアシリーズへの参戦も開始している。

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