【価格/スペック/内装は?】メルセデス・ベンツ新型GLEクーペ、日本発売 400 d/AMG GLE 53を解説

公開 : 2020.06.11 19:52  更新 : 2021.04.26 15:07

新型GLEクーペ シャシー

新型GLEクーペのホイールベースは、先代と比べて20mm長い2935mm。「GLEクラス」よりも60mm短くすることで、スポーティな外観とハンドリングを両立する。

「GLE 400 d」は「AIRMATICサスペンション」を標準装備。走行状況に合わせて四輪それぞれを電子制御する連続可変ダンピングシステムとの組み合わせで、乗り心地と走行性能を両立した。

新型GLEクーペの荷室容量は、655~1790Lを確保した。
新型GLEクーペの荷室容量は、655~1790Lを確保した。

オプション設定の「Eアクティブ・ボディ・コントロール」では、油圧/空圧装置によりダイナミックに変化する力を発生させて、エアサスが発生する力に合わせ車体をアクティブに支持・減衰。凹凸路面ではエネルギーの回収も行う。

また、オフロード機能には脱出モードが設定され、砂丘でスタックしたときにも抜け出せるよう支援する。

「AMG GLE 53」には、新システム「AMGアクティブ・ライド・コントロール」を搭載。前後アクスルに配したアクチュエーターが車体の安定化を図るもので、電気機械式でレスポンスが速く、1秒あたり1000回の頻度で路面に対応した制御を行う。

ラゲッジルームは、655~1790Lとクーペスタイルでありながら十分な積載性を確保。先代モデルより70L拡大したことに加え、AIRMATICサスを標準装備するので、テールエンドを50mm下げることができる。

新型GLEクーペ パワートレイン

パワートレインは、「GLE 400 d」には3L直6クリーンディーゼル「OM656」を搭載。最高出力330ps、最大トルク71.4kg-mを発揮する。

2ステージ・ターボを使用し、小さいタービンには可変タービンジオメトリーを採用。低回転域から高回転域までトルクフルな加速を可能にする。

GLE 400 d 4マティック・クーペ・スポーツの後席。
GLE 400 d 4マティック・クーペ・スポーツの後席。

トランスミッションは9Gトロニック。また、前後100:0~0:100まで連続可変でトルク配分を行う新開発の4マティックを装備する。

「AMG GLE 53」は、直6エンジン、48Vシステム、電動スーパーチャージャーを組み合わせた。これに可変トルク配分を行う、パフォーマンス志向の四輪駆動システム「AMG 4マティック+」を採用。走行・快適性能のトータルバランスを追求した。

エンジンはM256ユニットで、先代比で出力が68ps向上。最高出力435ps、最大トルク53.0kg-mを発揮する。

ISGはエンジン/ミッションの間に配置され、21ps/25.5kg-mを発生。このモーターと「48Vシステム」により、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、容量1kWhのリチウムイオン・バッテリーに充電していく。

AMGのトランスミッションは、9速の「AMGスピードシフトTCT」。通常のATに見られる損失を低減し、燃費とレスポンス向上を果たした。

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