【EVの「ヒューン」、どう思う?】EVに欠けた魅力 エンジン音の再現を

2020.08.03

サマリー

エンジンを積まないEVから聞こえるのは、SF的なサウンドではなく、忠実に再現された内燃機関の音であるべき。そう考えるのは的外れでしょうか。クルマにとって大切な要素の1つである「音」について考察します。

もくじ

EVに乗っても興奮しない理由
無機質なハミングは必要か

EVに乗っても興奮しない理由

text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)

私は新型フォード・ブロンコなど、いくつかの例外を除いて、自動車メーカーは過去からインスピレーションを得るのではなく、前を向く努力をする必要があると考えている。

そのためには、未来を考えるエンジニアや開発者、製品プランナーが、クルマをもっと良いものにしていくという信念を持っていなければならない。

人はエンジン音に慣れすぎたのかもしれない。
人はエンジン音に慣れすぎたのかもしれない。

一般的に、最新の電気自動車(EV)は加速力があり、スマートで、見た目もよく、魅力が増してきている。

しかし、業界関係者を含め、多くの自動車愛好家がこのEVに乗ろうとしないのには、非常に重要なポイントが1つだけあると私は考えている。

ポルシェ・タイカンを例に挙げてみよう。

ポルシェ・タイカンは、1年を通して数々の賞賛を浴びてきたが、これは当然のことだ。

私は幸運にも、3月にロックダウンが発動される直前に1台借りて、地元のお気に入りの道路(どことは言わない)を走った。

簡単に言えば、これまで乗ってきたEVの中で一番楽しかった。

加速性能だけでなくハンドリングもよく、スポーツカーと十分に共存できるEVだと思う。

しかし、14年前のBMW 330iで全く同じ道を走っていた時のように、首筋に鳥肌が立つほどではなかった。

私が求めているものは明白だ。

いくつかのEVは人工的に音を発生させることに挑戦してきたが、その他の大多数は宇宙時代を思わせるSF的な音を発している。

タイカンの音はそれほど不快ではないが、もっとリアルなエンジン音を再現する必要があるのではないかと確信している。

ポルシェに限らず、これは多くのEVメーカーにとってクリアすべき課題だと思う。

 
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