フェラーリ・フィナーリ・モンディアーリ 2014

2014.12.03-06

text:Kazuhide Ueno (上野和秀) photo:Ferrari S.p.A.

 
フェラーリ・チャレンジの最終戦の場であると共に、ファン感謝デイともいえるフェラーリ・フィナーリ・モンディアーリが、アブダビGPの舞台であるヤス・マリーナ・サーキットで行われた。ここでフェラーリ・チャレンジは各地区の最終戦に加え、世界一決定戦が最終日の6日に行われ、トロフェオ・ピレリ・アマ・クラスはリカルド・ペレス、トロフェオ・ピレリ・プロ・クラスはマックス・ブランカルディが勝ち取った。またコッパ・シェル・クラスはマッシミリアーノ・ビアンキが制した。

最終日のフェラーリ・ショーにさきがけ歴代のフェラーリによるパレードランが行われ、200台を超える様々なモデルが参加した。オーナー自らがステアリングを握ってゆっくりとパレードする隊列は、グランドスタンドに集まった観客を魅了し、フェラーリ・ショーの幕開けに相応しい光景となった。

続いて2014年のWEC GTクラスを制した、ジャンマリア・ブルーニとトニー・ヴィランダーと、チームメイトのダビデ・リゴンとジェームス・キャラドが乗る2台のAF コルセの458GTが登場。激しいバトルに加え、実戦さながらのピット・ストップ・ショーも行った。

そののちXXシリーズの最新モデルであるFXX Kが、テストドライバーのラッファエッレ・デ・シモーネのドライブでコースに登場し、迫力ある姿を来場者に披露した。

フェラーリ・ショーの最後はキミ・ライコネンとテストドライバーのマルク・ジェネがドライブする、2台のF60によるデモラン。グリッドからのスタートに始まり、サイド・バイ・サイドのバトル、緊迫したピットストップなどの素晴らしいショーが行われ、チェッカー後はグランドスタンド前で両ドライバーによるバーンアウトは、ギャラリーを大いに喜ばせた。

最後に、マネージング・ディレクターのアメデオ・フェリーサが、来場した観客や参加者に向けて感謝の意を表し、フィナーリ・モンディアーリは幕を閉じた。

  • ジェントルマン・クラスはコッパ・シェルと区別されて行われる。

  • 最速クラスがトロフェオ・ピレリで、プロとアマクラスを設ける。

  • トロフェオ・ピレリ・プロの世界一はマックス・ブランカルディが獲得。

  • 200台以上の歴代モデルが、ヤス・マリーナ?・サーキットをパレード。

  • 個人が所有するフェラーリF1の走行枠がF1クリエンティ。

  • XXプログラムも行われ、数多くの599XXが豪快な走りを披露した。

  • 2005年にデビューしたFXXもまだまだ健在で、今回も姿を見せた。

  • AFコルセの458GTのデモランも行われ、実戦さながらの走りを見せた。

  • 2014年のFIA WEC GTチャンピオン獲得を祝してフォトセッションが。

  • 歴代のXXモデルを従えてFXX Kのデモランが行われた。

  • FXX Kはパドックにも展示され、終日人の波が切れることはなかった。

  • F1デモランはK.ライコネンとM.ジェネがレースと変わらぬ走りを披露。

  • 実戦さながらにピットストップも行われ、緊迫の作業を見せてくれた。

  • WEC GTチャンピオンのトニー・ヴァイランダーとライコネンの2ショット。

  • デモラン後にライコネンは声援を送ってくれた観客に感謝の意を表した。

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