【年の差30歳試乗】アイナ・ジ・エンドと三沢光晴とフォルクスワーゲンTクロス!?

公開 : 2024.10.01 06:25  更新 : 2024.10.02 13:56

2020年の導入から3年連続で輸入車SUVの販売台数ナンバー1となった、フォルクスワーゲンTクロスがマイナーチェンジ。21歳の新人編集部員と51歳の新米編集長という年の差30歳のふたりが試乗会に参加し、その印象を語ります。

「電動化してないクルマの新車取材は最近では珍しいね」

編集長平井(以下HR):オゴー君、アイナ・ジ・エンドってなにかね。プロレスの技の名前か? スリーパーホールド的な。
編集部小河(以下OG):そこからですか……。楽器を持たない女性パンクバンド、BiSHの元メンバーです。
HR:びっしゅ? nWoみたいなものか? オゴー君、闘魂三銃士だよ、三銃士。橋本ーーーー!!
OG:何のことかわかりませんね……。今回、新型フォルクスワーゲンTクロスのCMに出演されていて、そのイメージソングも書き下ろしたそうです。というか、ヒライさん、さっきプレゼンでCM見ましたよね。
HR:もうちょっとプロレスの話させてくれよー。やっぱり、ヒライ的には三沢光晴でな……。
OG:長くなると読者が離脱しますので、ダメです(きっぱり)。Tクロスは2020年の導入から3年連続で輸入車SUV販売台数ナンバーワンになり、それが途切れた昨年も1位は同じフォルクスワーゲンのTロックでした。今回は、そのマイナーチェンジモデルに試乗します。
HR:(しぶしぶ)確かにサイズ感も価格も手頃でいいよね。エンジンは1リッターの3気筒だっけ?
OG:はい、ボディサイズは全長4140mm、全幅1760mm、全高1580mmで、エンジンは116psの1リッター3気筒ターボ1本です。
HR:お、電動化してないクルマの新車取材は最近では珍しいね。試乗車は18インチもあったけど、17インチを選んだよ。それのほうが素のモデルっぽくていいかなと。
OG:あれ、寝坊してギリギリに来たのに、試乗車選べたんですか?
HR:言うなよー。まあAUTOCAR JAPANっぽい、通のセレクトということで(笑)。
OG:はい。では試乗に行きましょう。

新型Tクロスの試乗会に参加した新人編集部員(左)と新米編集長(右)。
新型Tクロスの試乗会に参加した新人編集部員(左)と新米編集長(右)。    花村英典

「レバーを動かして"発進!"の方がテンションあがります」

OG:(運転席で)おお……。これは売れますね……。
HR:ちょっと動かしただけなのに、わかるのかね。
OG:フォルクスワーゲンの新車ってほとんど乗ったことがないのですが、全般的に質感が高く、凄くいいですね。普通に欲しくなっちゃいます。
HR:今回は前後の外装デザインが変わったんだよね。マイチェンにありがちな後付け感がなくて、いいデザイン処理だと思う。
OG:アイコニックなテールランプの造形は、ここ最近の流行りなのでしょうか。イイネ!
HR:お、テンションあがってきたね! 他はどうかな?
OG:ホイールの形状とリアの落ち方がスポーティでいいですし、個人的にはギアセレクタがレバーなのがいいです。やっぱレバーをガチャッと動かして”発進!”の方がテンションあがります! サイドブレーキも同様です!
HR:ラインナップはベースグレードのアクティブが329万9000円で16インチ、取材車のスタイルが359万9000円で17インチ、ただし18インチのオプションあり、Rラインが389万5000円で18インチだって。毎日乗るなら、アクティブの16インチかスタイルの17インチかなぁ。でも30万円頑張ればスタイルになるのは、かなりいい価格設定だと思う。
OG:マイチェン前のオーナーは半数が女性だと説明がありましたが、女性向けと考えると、ステアリングの重さは少し手ごたえがしっかりしている部類です。ですが高速道路などでは、圧倒的にこちらの方が安心感あっていいと思います。
HR:エンジンの音質は、正直3気筒だから高級感はないけど、価格的にそこは求められてないかな。
OG:(アクセルを踏み込んで)街中を颯爽と走り抜けるには十分以上のパワーで、トルクもあり、頼りになります!

さすがは3年連続輸入車SUV販売ナンバー1。商品力はかなり高い。
さすがは3年連続輸入車SUV販売ナンバー1。商品力はかなり高い。    花村英典

記事に関わった人々

  • 撮影

    花村英典

    Hidenori Hanamura

    1970年生まれ。東京写真専門学校を卒業後、ファッション誌、バイク誌を経てフリーランスへ。現在は自動車専門誌を中心に撮影。はじめて買った車はMR2(AW11)。ドライブとセダンとMTが好き。
  • 執筆 / 編集

    平井大介

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。
  • 執筆

    小河昭太

    Shota Ogo

    2002年横浜生まれ。都内の文系大学に通う現役大学生。幼いころから筋金入りのクルマ好きで、初の愛車は自らレストアしたアウトビアンキA112アバルトとアルファロメオ2000GTV。廃部になった自動車部を復活させようと絶賛奮闘中。自動車ライターを志していたところAUTOCAR編集部との出会いがあり、現在に至る。instagram:@h_r_boy_

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